初めての玉ねぎ栽培【育苗編】
昨年、初めて玉ねぎを種から育てました。
栽培方法を調べても情報がたくさんあり、「結局どれが正解なんだろう?」と悩んだことを今でも覚えています。
そこで私たちは、一つの方法だけを信じるのではなく、さまざまな方法を比較しながら育苗を行いました。
この記事では、実際に行った育苗方法や比較したこと、失敗したこと、そして来年に活かしたい改善点まで、初年度の経験をそのまま、まとめています。
これから玉ねぎを種から育ててみたい方の参考になれば嬉しいです☺️
第一章 なぜ種から育てたのか?
種から栽培した一番の理由は、コストを抑えられるからです。
玉ねぎの苗を購入すると、50本入りで1,000円近くすることがあります。
一方で、種は約250粒入りで500円前後と、かなり費用を抑えることができます。
もちろん、種から育てるには育苗の手間がかかりますが、その分コストを大きく削減できます。
初めての栽培だったため、「育苗に失敗することもあるだろう」と考え、必要本数より多めに種をまきました。
第二章 品種選び
私たちは、収穫時期をずらすために早生・中早生・中生・中晩生の4種類を選びました。また、白玉ねぎだけでなく赤玉ねぎも栽培しました。
収穫時期を分ける理由は、保存場所の確保です。
一度に大量に収穫すると、干したり保管したりする場所が必要になります。
しかし、収穫時期をずらせば、先に収穫した玉ねぎを販売したり食べたりできるため、保存場所にも余裕ができます。
保存場所が限られている方には、品種を分けて栽培する方法がおすすめです💡
今回栽培した品種は以下の5種類です。
ゆめたま
ケルたまルビー
ターボ
ネオアース
甲高ルージュ
玉ねぎだけでも大量の品種があり、初めて栽培する人からしたらどれにしたらいいのか悩むと思います。
私たちは、初めての栽培だったため、「おいしい品種」よりも「病気に強く育てやすい品種」を優先して選びました。
結果として、大きな病気もなく丈夫に育ってくれました。
もちろん、環境によって病気が出ることもありますが、初心者でも挑戦しやすい品種だと感じています。
次回は、今回の経験をいかして販売先や収穫時期、保存方法なども考慮しながら品種を選びたいと思っています。
第三章 育苗の準備
玉ねぎの育苗は初めてだったため、種まき前はYouTubeなどで育苗動画を何本も見ました。
基本的な流れはどの動画も似ていますが、使う資材や細かな方法はそれぞれ違います。
「この方法が絶対に正解」というものはなかったため、それぞれの良いところを取り入れながら、自分たちなりの方法で育苗を行いました。
今回準備した資材はこちらです。
育苗箱
セルトレイ
ネギ専用培土
バーミキュライト
ガーデンラベル
ジョウロ
スコップ
種まきの日は、日差しが強かったため途中から、タープを使用して日陰を作りながら作業を行いました😅
暑さ対策も準備のうちですね!
第四章 種まきと育苗
播種日は9月15日でした。
今回は畑への直播きではなく、自宅の駐車場で育苗しました。
育苗箱やセルトレイで管理することで、雑草取りの手間を減らせるほか、病気のリスクも抑えられると考えたためです。
また、セルトレイと育苗箱ではどのような違いがあるのかを知りたかったため、両方で比較しながら育苗を行いました。
実際にやってみると、種まきは圧倒的にセルトレイの方が簡単でした。
セルトレイは穴に一粒ずつまくだけですが、育苗箱は土を入れて割り箸などで溝を作り、その溝へすじまきをする必要があります。
種も一粒一粒が小さいため、めちゃくちゃ大変・・・
この作業は思っていた以上に時間がかかりました。
一方で、生育を比べると育苗箱の苗の方が葉がピンと立ち、勢いよく育っていました。発芽率も育苗箱の方が良かったですね。
反対に、セルトレイは根がしっかり回っていたため、植え付けはとても楽でした。


育苗箱は一箱で大量の苗を作れますが、作業量は多めです。
セルトレイは本数こそ少ないものの、種まきや植え付けの負担は少なく感じました。
また、培土にはネギ専用培土を使用しました。
玉ねぎは約2か月間育苗するため、水はけや保水性、肥料のバランスが良い専用培土を選びました。
今回は価格が異なる培土も比較しましたが、私たちの栽培では大きな違いは感じませんでした。
基本的に培土は大幅な金額の差はありませんが、数百円程度の価格差であれば、安価な培土でも十分育てられると思います!

種まき方法
育苗箱とセルトレイに培土を入れ、育苗箱は溝を作って約1cm間隔ですじまきを行いました。
セルトレイは各セルに1粒ずつまきます。穴の深さは指の腹で土を押して凹むくらいが目安です。深すぎると光が当たらず、発芽率が悪くなるので気をつけましょう。
種をまいた後は、3〜5mm程度を目安にバーミキュライトで被せました。
土を被せることを覆土(ふくど)と言います。
バーミキュライトは一般的な土に比べて保湿性、通気性に優れているため発芽率がUPします。
バーミキュライトを厚くかけすぎると発芽しにくくなるため注意が必要です。
その後はジョウロで優しくたっぷりと水を与えました。
種が流れないよう、勢いよく水をかけないこともポイントです。
また、大雨の日はブルーシートをかけ、種が流されないよう対策しました。
発芽するまでは新聞紙をかぶせたり、日陰へ移動したりして乾燥を防ぎました。これは培土の乾燥を防ぎ、種が十分な水分を吸収できる状態を保つためです。
発芽を確認した後はすぐに日当たりの良い場所へ移動し、徒長しないよう管理することを意識しました。

第五章 発芽後の管理
種まきから5日後に発芽が始まりました。
発芽後、育苗箱では密集した部分を間引きし、風通しを良くしました。
水やりは土の表面が乾いているのを確認して行いました。
表面だけ乾いていて中が湿っている状態で毎日水やりをすると、湿度が高くなり病気の原因になることがあります。
実際に私たちも毎日水やりをしてしまい、苗が黄色くなって病気になりかけました。
幸い、べと病にはかかりませんでしたが、水やりのタイミングの大切さを実感しました。
また、育苗期間中に葉切り(はぎり)も行いました。
葉切りには徒長を防いだり、株元へ養分が行きやすくなったりする効果があると言われています。
しかし、私たちの栽培では「必ずしも必要ではなかったかな」という印象です。
切り口から病原菌が侵入するリスクもあるため、農薬をできるだけ使いたくない方は、苗の状態を見ながら判断しても良いと思います。
今回は育苗期間中、一度も農薬を散布しませんでした。
病気予防のために農薬を使用する方法もありますが、その考え方は人それぞれです。
自分たちの栽培方針に合わせて管理することが大切だと感じました。
第六章 初年度の反省
発芽率は約9割〜8割と、とても良い結果でした。
(正確な数字は出していませんが、ほぼほぼ発芽という結果です)
一方で、セルトレイではところどころ発芽していない場所もありました。
もしかすると、種をまき忘れていたのかもしれません(笑)
播種から育苗期間の良かった点は、とにかくたくさん調べたことです。
正解が分からないからこそ、一つの方法だけを信じるのではなく、培土や育苗方法を比較しながら取り組めたことは大きな経験になりました。
反省点は、発芽後の日当たりですね。
日当たりの良い場所に置いていたつもりでしたが、時間帯によって日陰になる場所もありました。
来年は、一日を通してしっかり日が当たる場所で管理したいと思っています。
また、育苗箱やセルトレイが途中で足りなくなり、買い足しに行くことになりました。
最初から必要数を計算し、少し余裕を持って準備しておけば、作業を止めることもなかったと反省しています。
さらに、来年は手伝ってくれる人にも事前に参考動画を共有し、作業手順をしっかり説明してから始めようと思っています。
第七章 まとめ
初めての玉ねぎ栽培で学んだことは、次の4つです。
準備内容や作業内容、気づきを記録しておくこと
発芽後はとにかく日当たりが大切
水やりは土の状態を確認してから行うこと
資材は余裕を持って準備すること
初年度だったからこそ、さまざまな方法を比較しながら育苗を進めることができ、多くの学びがありました。
この記事が、これから玉ねぎを種から育ててみたい方の参考になれば嬉しいです!
次回は、玉ねぎ栽培に欠かせない「土づくり」についてまとめていきます🫡
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