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【ホットスポット】魔法のような脚本術が面白い(第1,2話感想)

なんか面白そうなキービジュアルに惹かれて…

事前情報ゼロで視聴したけど開始5分でバカリズム脚本だと察した。これまでのバカリズム作品よりも悪意が強めで、非常識で失礼な主人公女性グループに結構イライラする。しかし毎回最後には角ちゃんの善意と鮮やかな伏線回収で気持ち良くなる脚本術が魔法のような凄いドラマである。

よくある映画やドラマでは、男性キャラの対立を和らげるために女性キャラが配置されるが、本作ではその役割を270度回転させている。すなわち、女が視聴者を不愉快にさせて、それを男が解消する仕組みを取っている。本作での女に向けられた悪意は、バカにはギリギリ理解できないラインを攻めてて、ここまで女に悪意のある脚本を書いても許される男(それも地上波ドラマで!)はバカリズムくらいだよな、と唸らされる。

衝突がフィジカルである場合は身体能力が求められるので「争いは男のもの」になりやすいだが、バーチャルやメンタルの衝突では論理的思考が苦手な人が多い女性の方がトラブルは発生しやすい。実際にこのドラマの主人公女性達は、かなり非常識で身勝手な「頭が悪い女」で、そこがかなり攻めた脚本だと言える。バカリズムが一番過激なコントをしていた時期を想起させる。

Twitterで身勝手な愚痴を言っていいねを集めたり炎上したりするのは女が多いでしょ。男は幼少期からずっと学校や職場で衝突が起きたら最後は拳で決着をつけるという心理的プレッシャーが掛かるから、頃合いを見定めて手を引くスキルがつくからなのよ。

これは同じバカリズム脚本だった2023年1月期放送の連続ドラマ『ブラッシュアップライフ』や、2024年1月の2時間ドラマ『侵入者たちの晩餐』とは大きく異なる。あちらの女達は女の皮を被った男脳の持ち主だった。しかし本作はとことん女脳で突っ走る。

(まあ、これは本作が角ちゃんの「男らしい優しさ」を際立たせるために「女らしい愚かさ」を強調せざるを得ないという創作上の制約から仕方ないことでもあるのだけれどね)

本稿執筆の時点でまだ2話までしか放送されてないので、この後でどのような変化が生まれるのか判らないが、先が楽しみなドラマである。ブラッシュ〜の時もそうだったけど、最後の3話くらいで一気に世界を揺るがすレベルの事件とか、主人公の目的が提示されるような気がするんだよなー。例えば主人公の娘が事件に巻き込まれるとか、主人公の元夫も実は宇宙人だったとか、あるいはETみたいに元夫が政府機関に勤めていて宇宙人を捜索していたとか。そこが楽しみ。

いやあ、しかし私がバカリズムや東京03を好きになったきっかけは2011年10月期の連続ドラマ『ウレロ☆未確認少女』だったので、その時の面白さが進化して継続してる感じが楽しいなー。角田の扱いがそこからずっと変わってないのが良い。(笑)

とにかく楽しいドラマだ。

(了)

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