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『天保十二年のシェイクスピア』2回目観劇

日生劇場千穐楽まで残り1週間

1回目が初日明けの公演だったので、2週間を経て今日の2回目の観劇。
今日は友人がグループ観劇として席を取ってくれたのですが、誰に聞いても『浦井健治さん凄い!』という称賛ばかりで本当に嬉しい。
そして前回はちょっと固いかな?と思っていた大貫勇輔さんの王次も、より自由になってしなやかでカッコよくて楽しそう。
カンパニーのエネルギーは増すばかりの気がしました。

浦井健治さん演じる佐渡の三世次

ずっと前にどなたか当時の現役タカラジェンヌさんが言っていたことなのですが「どんな悪役(悪者)であろうと大義名分=言い分、はある。演じる自身がその役の大義名分に一番寄り添えてなければいけない」。

つまり「私はほんとーは悪い人じゃないんです、これは役なんです」とは絶対演じないということで、その言葉には深く共感をしました。
悪役の自己肯定感は必ずあってそれは演じる身体に刻み込む、みたいな。

浦井健治さん演じる佐渡の三世次からはとてもそれを感じます。
佐渡の三世次は最初から最後まで”善”の行動は1つもありません。
友達も居ません。誰の事も信頼してません。
誰からもリスペクトもされていないし信頼もされていません。
それでも、やり方は間違っているけれどお光&おさちを愛してしまう。
”愛すること”は出来るんですよね。驚き。
このただ1つの三世次の気持ちと行為が三世次も私たちと同じ人間であるということが分かる。
本当に自分は三世次と全く違う正しい人間ですなんて言えるのだろうか?
そんなことを考えさせられる浦井健治さんの三世次は、
確かに高橋一生さんの三世次を部分的に継承しているし、それ以上に
浦井健治の三世次になっているところが本当に素晴らしい。

そして今日はラッキーなことに来場者全員プレゼントの手ぬぐいを頂きました。


恥ずかしかったけどカテコで△布にして頭に巻くwww
(あんまりやってる人たちを見かけなかったのが残念)

三角巾の造り方説明書は客席ロビーに置いてあります

きじるしの王次役の大貫勇輔さんのファンが増えていると思う

”大貫さんカッコいい♡”という声を身近でたくさん聞く2024年版!
もともとダンサーの方なので本当に身体能力が高くて惚れ惚れ。
なんとなくなのですが、宮尾俊太郎さんを継げるのは大貫さんだと思いました。
はっちゃけた時の面白さは半端ないのと、正反対のカッコよさもあり。

”天保十二年”とは

天保12年(1841年)に大御所であった家斉が薨去すると、水野忠邦は忠英・忠篤・茂育ら西丸派や大奥に対する粛清を行って人材を刷新し、農本思想を基本とした天保の改革を開始した[2]。同年515に将軍家慶は享保・寛政の改革の趣意に基づく幕政改革の上意を伝え、忠邦は幕府各所に綱紀粛正と奢侈禁止を命じた。改革は江戸町奉行遠山景元矢部定謙を通じて江戸市中にも布告され、華美な祭礼や贅沢・奢侈はことごとく禁止された

wikipedeiaより引用

頽廃しきった家斉時代が終わって、倹約令などの引き締めが始まった年。
粛清もたくさん行われました。
芝居小屋や歌舞伎にも規制がかかった時代です。
そんな天保十二年を『絢爛豪華 祝祭音楽劇』と名付けた皮肉もまた良き。

#天保十二年のシェイクスピア
#音楽劇
#観劇記録
#舞台感想

作: #井上ひさし
音楽: #宮川彬良
演出: #藤田俊太郎
出演
佐渡の三世次: #浦井健治
きじるしの王次: #大貫勇輔
お光 / おさち: #唯月ふうか
お里: #土井ケイト
よだれ牛の紋太 / 蝮の九郎治 / 飯岡の助五郎:阿部裕
小見川の花平 / 笹川の繁蔵:玉置孝匡
お文: #瀬奈じゅん
鰤の十兵衛: #中村梅雀
尾瀬の幕兵衛: #章平
佐吉:猪野広樹
お冬:綾凰華
浮舟太夫: #福田えり
清滝の老婆 / 飯炊のおこま婆: #梅沢昌代
隊長: #木場勝己

妹尾正文、新川將人
出口雅敏、武者真由、森加織、山野靖博
天瀬はつひ、斎藤准一郎、下あすみ、中嶋紗希、藤咲みどり、古川隼大、水島渓、水野貴以




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