ジェンダー思想の法廷濫用?:台湾人作家が日本の裁判で米ジャーナリストを提訴している件
トランスジェンダー議論が日本にまで波及する様子は、英語学習の文脈で言うと「global discourse」(グローバルな議論)の好例ですが、日本人ももう呑気にしていられない状況です。
台湾出身の作家 L・K氏が、アメリカの女性権利擁護メディアReduxx(リダックス)と、そのジャーナリストであるGenevieve Gluck氏(ジェネヴィーヴ・グラックさん・女性)を、日本の裁判で名誉毀損で訴えた件について考えていきたいと思います。
これは、Sandy Peggy, Sal Grover, Kirralee Smithがそれぞれ訴えられたケースと同じで、トランス思想の「承認」を日本の法廷で強要する濫用事例と言っても過言ではないと思います。
事件の背景:この作家とは? Reduxxの記事で何が起きた?
この作家(以降LK、敬称割愛)は、台湾生まれの小説家で、2021年に芥川賞を受賞したことで日本では知られる存在だそう(海外のXユーザーには初めて聞く名前だった)。
作品にはLGBTQ+をテーマにしたものが多く、「レズビアン」としてのアイデンティティを公言しています。
一方、Reduxxは女性の権利を守る独立系メディアで、Genevieve Gluck氏はその共同創設者のうちの一人であり、ジャーナリストでもあります。
彼女らはトランスジェンダー運動が女性のスペースや賞を侵食する問題を報じてきました。
発端は2024年10月。
Reduxxが「台湾出身・トランス自認の男性受賞作家が『LKはレズビアンではない』と言った批評家を提訴」("Award-Winning Trans-Identified Male Author From Taiwan Sues Critics Who Say He’s Not A ‘Lesbian’ "という記事を公開。)
記事では、LKが過去に複数の女性(主にレズビアンの活動家)に対し、自身を「女性」や「レズビアン」と認めない発言を「名誉毀損」として提訴した経緯を報じています。
LKはこれまで、台湾や日本で少なくとも9件以上の訴訟を起こし、2023年には「誹謗中傷裁判カンパ」を呼びかけて資金を集めていたそうです。
裁判で論議されるであろう点は、ReduxxがLKを本当の性別(男性)で記述した点。
LKはこれを「事実誤認」「プライバシー侵害」と主張し、2025年11月に東京地裁で提訴。金銭的賠償と記事の削除を求めています。
気味が悪いのは、LKはReduxxの日本在住ライターの住所を「関連人物を追跡」して特定し、訴状に無関係な個人まで含めて提出したとか。
これが「ストーカーっぽい」「脅迫めいた行為」と批判されています。
日本の法廷を「ジェンダー承認」の道具に?
これは、LKが日本の法律を、自分のトランス思想を強制的に認めさせるツールとして濫用しているケースと言えると私は思っています。
日本では、名誉毀損の訴訟では「真実か否か」ではなく、「プライバシー侵害」の有無で決まるため、トランスの「誤ジェンダリング(misgendering)」が訴訟のネタにしやすいことを利用している可能性があります。
実際、LKの過去の訴訟では、台湾で男性が「LKを侮辱した」として4ヶ月の実刑と賠償を命じられた例もあります。
さらに心配なのは、日本での類似先例。
2023年頃、トランスジェンダーの男性が「おっさん」と呼ばれたとして名誉毀損で勝訴した判決があります。
何度も人が嫌がることを繰り返し言っていじめるのはもちろんNGですが、女装していても「おっさん=男性」と分かるという現実や、本人の意思で公の場で女装しているのに、「プライバシーの侵害」としたことに、裁判長(男性)自体がトランス思想に囚われていると思われます。
男ばかりの想像で「女としてのジェンダーアイデンティティー」を、まるでこの世の自然なこととして扱ったことが、ジョージ・オーウェルが描くDystopia(歪んだ世界)です。
Misgendering(トランスの人の本当の性別を言うこと)が罰せられる先例となってしまっていることも懸念要因です。

すでに日本も、去勢された男性なら女湯に入っていい、女に見えなくても女だと言ってあげないといけない、など、女性の存在そのものを法律上あやふやにしてしまっている状況。
これこそが日本の全女性に対する侮辱なのに、女と呼ばれたい男の名誉棄損とは、笑えるやら泣けてくるやら。
欧米がこの思想に侵されていった様子が、今まさに日本に起こっているのを海外から見ていて、こうして危機感と怒りと情けなさが募ります。
そう、情けないです。
賢い人種だと世界から羨望をあびていた日本人なのに、見識人であるはずの裁判長までも、こんな現実離れしたバカげた思想に囚われてしまって、情けないです。
さらに、Reduxxの記事が指摘していますが、LKは女性のための文学賞を奪い、「レズビアン」として活動しているのに、女性批判者を次々訴えるパターンを繰り返しています。
女性を敵視しているだけでなく、これって、Vexatious litigant 「迷惑な訴訟者」に当てはまる可能性はないのか?という声も出てきています。
日本でVexatious litigantに当たるものは、主に以下のような行為を行う個人や法人を指します:
・無駄な訴訟を繰り返す:正当な理由がないにもかかわらず、同じ相手に対して何度も訴訟を起こす行為。
・裁判所の命令に従わない:裁判所からの命令を無視し、訴訟を進め続ける行為。
・相手方を圧倒する:訴訟を通じて相手方を精神的に追い詰める行為。
このような行為は、裁判所のシステムを無駄にし、他の訴訟を遅らせるため、法律で禁止されています。日本でも、訴訟を繰り返す個人がリストに載せられることがあり、その場合、再度訴訟を行うには裁判所の許可が必要になります。
Streisand Effectの逆襲:無名から「男性」として世界的に有名に
皮肉なことに、LKのReduxxに対する訴訟は「Streisand Effect」(ストライサンド効果)を引き起こしました。
元々は米歌手バーバラ・ストライサンドが自宅写真の公開差し止めを求めたら、逆に注目が集まった現象ですが、ここではLKの「トランス」ステータスが、この訴訟のおかげでX(旧Twitter)上で爆発的に拡散。
2025年11月の提訴後、数千件のヘイト投稿がLKに向けられたと本人が嘆いていますが、逆に「男性作家が女性賞を狙う」話が英語圏メディアで大々的に報じられ、無名だったLKの性別が世界中に知れ渡ることになりました。
トランス自認者とナルシシズムに関する研究
でももしかしたら、LKは「トランスの悲劇のヒロイン」として注目を集めるのを狙っていた可能性も?
実際、トランスジェンダー自認者の一部にナルシシスト(例:Narcissistic Personality Disorder/NPDの関連性)傾向が多いという研究もあります。
トランスジェンダー・ディスフォリア(性別違和)を持つ人には、ナルシシズム(自己愛性パーソナリティ)の傾向が一般より高いと研究で明らかになっています。
イラン(2014):性別違和で手術希望の70人中、57.1%が自己愛性パーソナリティ障害(NPD)と診断
イタリア(2020):治療希望の106人中、NPDは5.5%(ただし境界性は11%)
セルビア・イタリアの複数の研究でも、Cluster B(特に出生時男性のトランス女性に)自己愛性傾向が目立つ結果が出ています。
最近の研究(2024~2025年)では「低い」という結果も出ていますが、全体として「一般人口よりは高い/同等かやや高い」という傾向は変わっていません。
特に「注目されたい」「特別扱いされたい」「批判されると極端に傷つく」といった特徴が、misgendering訴訟やSNSでの過剰反応と重なるケースが多いと指摘されています。
もちろん、全員がそうだとは言いませんが、「被害者役で注目を集めたい」という動機が一部で働いている可能性は、科学的にゼロではない——というのが現在の研究結果が示唆するところです。
(参考文献:Meybodi 2014, Anzani 2020, Duišin 2014, Becker 2025など)

こうしてトランス自認の男性にはナルシシズムが見受けられるので、ReduxxはLKのX投稿などは拡散しないように訴えています。
私も彼のフルネームも顔写真も使いません。
XではLKはブロックすることをお勧めします。
ナルシシストにとっては、世間から注目されなくなるのが一番怖いのです。
この事件から学ぶ英語表現
ジェンダー論関連のボキャブラリーを学んで英語でニュース・SNSのコメントを読もう!
"Misgendering":「誤った」ジェンダーで呼ぶこと(=本来の性別で呼ぶこと)。訴訟のキーワード。
"Vexatious litigation":悪質な訴訟濫用。LKの複数提訴を表す。
"Streisand Effect":逆効果の拡散現象。英語圏のネットスラングとして覚えよう。 Reduxxの記事を読んで、"defamation"(名誉毀損)や"privacy infringement"(プライバシー侵害)のニュアンスを掴んでみてください。例:"This lawsuit exemplifies how misgendering claims can lead to vexatious litigation."(この訴訟は、誤ジェンダリング主張が悪質訴訟を生む典型)。
まとめ:女性の声が日本の法廷でも潰される日がくるか?
LKのReduxx提訴は、トランス思想が「現実の女性の権利」を踏みにじる新たな一例になるやもしれません。
日本の法廷が、生物学的真実より「女装男性の感情の承認」を優先する先例を増やせば、女性のスペースは守れなくなります。
日本人よ、目を覚ませ!
Reduxxは現在、法廷で戦うための資金集めをして準備中。
参考リンク:
Reduxx記事:EXCLUSIVE: Award-Winning Trans-Identified Male Author...
Asahi Shimbun:Writer Li Kotomi comes out as transgender...
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