若者は旅行を我慢して新NISAに全ツッパすべきか?
最近、若い読者から似たような相談を受けることが増えた。
「大学生ですが、旅行に行くくらいなら新NISAに入れた方がいいですか」
「20代のうちは遊ばずに、全世界株を買い続けた方が勝ちですか」
「卒業旅行に30万円使ってもいいですか」
「若いうちの経験は大事と言われますが、結局は複利に負けるのではないですか」
実に令和らしい、現代的な悩みである。
ひと昔前なら、大学生の金融リテラシーなど、せいぜい
「リボ払いはやめろ」
「消費者金融で借りるな」
「謎のマルチに気をつけろ」
くらいであった。
ところが今は違う。
新NISA、オルカン、S&P500、NASDAQ100、高配当株、FIRE、AI、インデックス投資、複利。
大学生のタイムラインに、なぜか老後資金の話が流れてくる時代である。
スタバでフラペチーノを飲んでいるだけで、
「その700円を毎日S&P500に積み立てて年利5%で40年運用すれば、将来いくらになるかわかっているのか」
と、どこからともなく投資警察が現れる。
京都旅行に行った写真をInstagramに上げれば、
「その5万円をオルカンに入れておけば、60歳のときには何十万円になっていたのに」
と説教してくるやつもいる。
まことに息苦しい時代である。
しかし一方で、彼らの言っていることがすべて間違っているわけでもない。
2024年から始まった新NISAは、制度としてかなり強い。
年間投資枠は合計360万円。非課税保有限度額は1,800万円。
通常なら株式や投資信託の運用益には約20%の税金がかかるが、NISA口座内の利益は非課税になる。
1800万円を年利5%で運用できたら、40年後には1億2600万円になる。
複利というのは凄い。
このNISA制度というのは、国が現役世代に向かって、
「もう年金だけでは面倒を見きれないので、各自で資本家になってください」
と差し出した、かなり露骨な政策であるとゆな先生は認識している。
アラサー世代以下は、正直政府が年金制度を維持できるなんて思っていないとは思う。ゆな先生も思っていない。
では、大学生や若者は旅行を我慢して、将来に備えて新NISAに全ツッパすべきなのか?
今日の結論を先に書く。ゆな先生の結論は、
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