【AIツアーコンダクター①】計画の9割が変更?ホーチミン&バンコク周遊で僕が体験した「旅の作り方」
2025年8月、僕はAIで完璧に練り上げた旅のしおりを手に、ベトナムとタイへ飛んだ。テーマは「戦争の記憶」と「都市成長」。綿密な計画と最新ツールがあれば、理想的な旅ができるはずだった。
しかし、結論から言おう。
旅は、計画通りに進まなかった。
ただ、だからこそ面白い。
そして、人生の大部分が計画通りに行くわけがない。
一方、行き当たりばったりの行動は、効率性が悪いし、リスクもある。
旅で、人生のシミュレーションができるわけだ。
これは、きらびやかな観光写真だけで綴る旅行記ではない。当初の計画がいかにして崩れ、その場で何を考え、どう行動したのか。予期せぬトラブルと発見に満ちた8日間の「リアル」を、ここに再構築する。
1.計画 vs 現実 - なぜ旅のプランは崩壊したのか?
まずは、僕が立てた計画と、実際に辿った足跡のギャップを見てほしい。
日付当初の計画実際の行動変更のポイント

見ての通り、計画の大部分は現地で上書きされた。 スパで癒されるはずだった日は、ベトナム戦争の激戦地にいた。寺院を巡るはずだった日は、列車がすれすらを通過する市場の熱狂の中にいた。
これは失敗ではない。AIが提示したプランという「骨格」があったからこそ、その場の興味や偶然の発見という「血肉」を柔軟に加え、旅をより豊かなものにできたのだ。

2.旅の生命線 - スマートツール活用術【成功と失敗】
計画変更の連続と、後述するトラブル。そんな中で僕を支えてくれたのが、現代の旅に必須のテクノロジーだ。
決済 (Wiseカード): 現地通貨での支払いは実にスムーズ。これは旅の鉄則として覚えておくべきだ。
移動 (Grab / Bolt): ホーチミン、バンコク共にGrabが移動の主軸だった。しかし、ホーチミン郊外でGrabが全く捕まらない事態が発生。その時、代替案としてダウンロードしておいたBoltが僕を救ってくれた。 複数の選択肢を持つことの重要性を痛感した瞬間だった。
通信 (eSIM): 国境を越えてもSIMを差し替える必要がなく、常に安定したデータ通信を確保できた。Googleマップでの現在地確認や、緊急時の情報検索に絶大な安心感をもたらしてくれた。
記録 (Googleマップ タイムライン): この機能がなければ、本記事は書けなかっただろう。自分の移動経路、滞在時間、立ち寄った場所が自動で記録されるため、旅の記憶を正確に呼び起こす最高の相棒となった。

3.最大の試練 - 海外トラブル対処の全記録
今回の旅は、決して順風満帆ではなかった。むしろ、トラブルこそが最も記憶に残る体験となった。そのさわりをお知らせしよう
【ホーチミン編】緊急歯科受診
滞在中、右上奥歯の銀歯が外れるという悪夢に見舞われた。旅行3日目の出来事だったので、一時そのままほっとこうと思ったけど、食事にストレスがかかるのはよくないかなと思い。治療することに。まず言いたいのは、海鮮類は、貝(貝殻)とかが入っていることもあるので、注意すべし。歯のトラブルに限らず、病気になることもあると思うので、参考になると思います。詳細は、後日紹介します。今回、海外旅行保険の重要性と、現地の医療事情を肌で学ぶ貴重な経験となった。【交通編】ホーチミンで30kmの移動に2時間
ビンズオン新都市へ向かう途中、深刻な交通渋滞に巻き込まれた。バイク、車、バスがひしめき合う道路は全く動かない。これは、急激な「都市成長」にインフラが追いついていない現実そのもの。クラクションの喧騒の中で、僕は旅のテーマを五感で理解していた。【バンコク編】スパの予約ミスと金銭要求
旅の終盤、癒しを求めたスパで予約ミスが発覚し、返金不可という対応を受けた。事前合意の明確化と、サービスを受ける前の支払いリスクを再認識した。また、運河の橋で金銭を要求される場面にも遭遇。強引ではなかったため無視して事なきを得たが、海外では常に毅然とした態度と注意深さが必要だ。これを契機に、交渉の手法、また、国別に対処方法が考えられることを学習。ビジネスでも利用できるのではないでしょうか。こちらも詳しくは後日。

総括:テーマを深めたのは「計画外の出来事」だった
旅を終えたいま、強く思う。当初のテーマであった「戦争の記憶」と「都市成長」に対する理解を本当に深めてくれたのは、計画通りに訪れた場所ではなく、むしろ計画外の出来事だった。
リラックスするはずだった午後に訪れたクチトンネルの暗闇。 市場へ行くはずだった日に迷い込んだ新都市開発の現場と大渋滞。
これら「計画外の現実」に触れたことで、僕の旅は単なる観光から、より深い洞察を得るためのフィールドワークへと変わったのだ。
完璧な計画を立てることは、旅の素晴らしいスタートになる。しかし、それ以上に大切なのは、目の前で起こる現実を受け入れ、旅そのものを柔軟に再構築していく力なのかもしれない。
つづき
