斜線だらけの通知表を前に、心が揺れなかった理由
今回は、最初から心が揺れていなかった。
前回も斜線の多い通知表だったから、ある意味想定内だった。
それよりも気になっていたのは、通知表の評価そのものより、
担任の先生がこの状況をどう捉えているのか、だった気がする。
通知表渡しの日。
息子の通知表は、半分以上が斜線だった。
理由はシンプルで、
「授業に参加していないため、評価できない」というもの。
確かにその通りだと思う。
参加していないものは、評価のしようがない。
息子は、興味のないことには参加しない。
学校の授業にはほとんど興味がなく、
授業の時間は図書室で本を読んでいることの方が多い。
それでも、学校自体は嫌がらずに行く。
この感じが、いつも不思議だなと思う。
給食は大好きで、毎日のようにおかわりしているし、
本人は「友達はいない」と言うけれど、
クラスメイトの話し声には、ちゃんと耳を傾けている様子もある。
友達は絶対にいた方がいいとも思っていない。
通知表だけを見たら、
正直、前の私だったらかなり落ち込んでいたと思う。
「このままで大丈夫なのかな」
「みんなと同じようにできていない」
そんな不安で、胸がいっぱいになっていたはず。
でも今は、そこまで心が揺れていない。
以前は、息子のことを自分のことのように背負っていた。
でもこれは、息子が選んだ結果なんだと思えるようになった。
本を読む時間で得た知識は、確実に息子の中に残っている。
アウトプットをしている時の姿は、楽しそう。
以前は、みんなと同じようにできていないことに、
本人は何も感じていないようだった。
でも最近は、少し不安を口にすることも増えた。
そこから「じゃあどうしたいか」は、まだ分からない。
それでもいいと思っている。
きっと、ここからまた少しずつ変化していく。
今ここにある不安も、なくそうとせずに、
一緒に味わいながら進んでいけたらいい。
