憧れの人たちと、長野へ。
〜駒ヶ根の旅プロローグ〜
昨年、憧れのブロガーさんと一緒に長野を旅する機会が舞い込んできた。
素敵な大人女子旅に、急きょ参加させてもらえることになったのだ。
きっかけも、この上ないタイミングで舞い降りた、久しぶりに会う大好きな方とのランチだった。
その日連れて行ってもらったのは、素敵な店主さんが営むカフェ。
その店主さんとは以前から何度かお話ししたことがあり、私の憧れのブロガーさんと交流があることも知っていた。
そんな話をしていた時だった。
「今度、長野に一緒に行くねん。」
「えー!すごい!いいなぁ〜!」
思わず目を輝かせて反応すると、
「一緒に行く?」
と、さらり。
え?
一緒に旅行?
え?
行きたい!!
「え!?いいんですか!?めっちゃ行きたいです!」
脳内で大騒ぎしていた言葉が、そのまま口から飛び出していた。
「たぶん大丈夫やと思うけど、一応みんなにも聞いてみるね〜。」
そう言って快諾していただき、まさかまさかの長野旅が実現してしまった。
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私は昔からインテリアや雑貨が大好きだった。
雑誌を眺める時間が好きで、育児休暇中には素敵なおうちやお庭を紹介するブログを読み漁っていた時期もある。
もう二十年以上前の話だ。
その頃、建売住宅だったご自宅を、自分の手で少しずつ素敵にDIYされていた方がいた。
子育てをしながら家を育てていく姿に、「私にもできるかも」と勝手に親近感を抱きながら、ブログを楽しみに読んでいた。
やがてその方は、ご自宅で雑貨屋さんを始められた。
そして敷地内にお店を建て、雑誌にもたくさん掲載され、全国にファンを持つ存在になっていった。
私は一人のファンとして、その歩みをずっとワクワクしながら見守っていた。
何度かお店にも伺った。
閉じられたブログの頃から読んでいたことを、勇気を出して直接お伝えしたこともある。
その後、お店は移転し、さらに新しい形へと進化していった。
次々と新しい自分を更新していく姿を、私はずっと尊敬の眼差しで見つめていた。
そんな人と、一緒に旅をする。
そんなことって、ある?
もう、鼻血が出そうだった。
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あまりにも図々しかったのではないかと急に不安になり、お泊まりは遠慮して日帰り参加にした。
今回のメンバーは、
雑誌にも掲載される素敵なカフェの店主さん。
元同僚だというライターさん。
そして全国区の雑貨店主となった憧れの方。
そんなキラキラしたみなさんの中へ飛び込む、仕事を辞めたばかりの名もなき主婦。
なんという状況だろう(笑)
大阪から名古屋までは、カフェ店主さんと初めての二人旅。
ほんわか柔らかな雰囲気の方なのだけれど、実は「雰囲気詐欺」と呼ばれるくらい男前な性格らしい。
そのギャップがたまらない。
近鉄ひのとりで過ごした二時間ですっかりファンになった。
我ながらチョロい。

名古屋で憧れの方と再会した。
再会といっても、雑貨屋さんとお客さんという関係だっただけで、ゆっくりお話しするのは初めてだった。
今回の旅を企画してくださったライターさんも、仕事のできる素敵なお姉さま。
そして目的地は、京都から長野へ移住して成功されたりんご農家さんのもと。
子育てを終えた一人の女性が単身で長野へ移住し、農業を始められたという。
その後、息子さんご一家も移住され、今は親子で農園を営んでおられるそうだ。
そのパワフルなお母さまにお会いすることができた。

りんごもぎ取り体験もさせていただいた。
採れたてのりんごを、その場の用水路で洗って丸かじりする。

長野の雄大な景色の中で味わうりんごの美味しさは、たぶん一生忘れない。
素敵な方々に囲まれて過ごす時間も、景色も、空気も、すべてが特別だった。
きっと私は、いつも以上に鼻息荒く、そしていつも以上にはしゃいでいたと思う。
最高の旅だった。








最近SNSを賑わせていた柳楽優弥さんのバスツアーより、きっと濃厚だったと思う。
私にとっては、それくらいのファンミーティングだった。
情報量が多すぎて、幸せ疲れするくらい濃密な一日。
でも、旅のご褒美はそれだけでは終わらなかった。
SNSで繋がっていた長野の農家さん、さっちゃんとも会うことができたのだ。
乾燥野菜を購入したくて連絡をしてみたところ、旅の途中で会えることになった。
しかも、途中離脱する私を帰りのバス停まで送ってくれるという。
ところが私は、バスターミナルとバスインターを間違えていた。
おかげで最後はみなさんにバタバタとお別れを告げることになった(笑)
ようやくバスインターに到着すると、今度はバスターミナルへ行きたいおじさんが間違えたようで、困っていた。
「乗っていきます?」
女神さっちゃんは何の迷いもなく声をかけた。
そして、おじさんを乗せた青い軽トラは颯爽と走り去っていった。
なんてかっこいい人なんだろう。
その後ろ姿を見送りながら、私の初めての長野旅は終わった。

ほんの三十分ほどの出会いだった。
それなのに、不思議なくらい強烈だった。
あの日の出会いをきっかけに、さっちゃんとはその後も長いお付き合いになる。
旅は景色に出会うものだと思っていた。
でも、本当に心に残るのは、人との出会いなのかもしれない。
あの日、勇気を出して「行きたいです」と言った私へ。
よく飛び込んだ!
その行動力を賞賛したくなる、長野の一日だった。
