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  🌿今後の記事について🌿

「海の春」をお読み頂きまして、ありがとうございました。
この小説は7年ほど前に執筆したものです。
当時私は、何らかの形で自分を表現したい、50代のこれからも自分らしい花を一つ咲かせたい、という切なる思いに満ちていました。

私は何も持っていませんでした。無一文でした。
空虚、という感じではなく、あまりにも整理出来ない不要な経験が多すぎて、そこに埋もれた自分が何者なのか理解出来ずにいたのです。
家族がいて、働けていることには感謝していました。
でも、これが私自身なんだと表現出来るものが欲しかった。

私は組織の活動を通して出会う人に、何度も年齢を偽りました。
職業や身分を偽りました。
それこそ沢山の役を演じました。
言い訳を言ってはいけないけれど、ずっと詐欺に加担してきました。

私から発せられる言葉は全て私のものではありませんでした。
思考も操られていました。
ハリガネムシに乗っ取られたカマキリのようです。
ハリガネムシが抜けるとカマキリは死んでしまうそうですが、私は瀕死の状態でどうにか命を繋ぎ止めました。

ずっと心の中の小さな箱に押し込められていた自分の感情をどうにか導き出し、書き始めたのが「海の春」です。自分の人生を台本に、一言一言正直な言葉を紡いだ、私を取り戻すための作品でした。



最初のご挨拶の時にお話ししたカルト教団、それは旧統一教会です。
30年以上も真っ赤な偽物を救世主と信じ、人生全てを預けてしまいました。

最後の頃はもう、何の感情もなくなっていました。
「海の春」を書き終えた年です。
もう無理…
三十数年間の終止符はそんな呆気ないものでした。

その後私は中等度うつ病と診断されました。

書くことはもちろん、読むことも観ることも、出かけることも出来なくなりました。
献金による多額の借金のため、休職はしませんでしたが…。

「海の春」もお蔵入りになりました。

服薬治療を始めた二年後、尊い出会いがありました。
さくら耳の茶トラ猫が挨拶に来たのです。
私が花壇に水をあげている時、目の前に座って「ニャァ」と一言鳴きました。
きっと神様か、母から遣わされたんですね…。
その後家族となり、いつも私に寄り添ってくれるようになりました。

六年経った今も抗うつ剤は続けていますし、発病以前に比べると疲れやすく、ストレス耐性も無くなりました。
それでも少しずつ、今までの人生を整理してみよう、調子の良い時には文章もちょっと書いてみようかな、と思えるようになったのです。


そこで来年からですが、私がこれまで教会の中で経験した出来事などを中心に、自分の気持ちに焦点を当てて短い物語を書いてみようかと思っています。
もちろん事実に基づいた内容です。
皆さんにカルトの実態を知って頂くと共に、自分自身のこれまでを振り返り、心の整理も兼ねていきたいと思っています。

メンタル的にも無理はしないようにと思っていますので、しっかり続けられるかは心配ですが、週に一度くらいのペースで投稿していきます。
今後ともよろしくお願い致します。


       *****

連載してきた「海の春」を、
Kindleで一冊の本として出版しました。

Kindle Unlimitedに登録した関係で、
4話以降は非公開にさせていただきます。

これまで読んでくださった方には、
心から感謝しています。

続きは、もしよろしければ
電子書籍としてゆっくり読んでいただけたら嬉しいです☺️



『海の春』(向日葵えみ子 著)
Kindleはこちら📖


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