「お気持ちで」って一番困る。──国際職場の出産祝いあるある
「お気持ちで」って、一番困るのよね。
うちの上司が、怒涛の結婚をしまして。
その勢いのまま、もうすぐ双子を出産予定なんです。
で、同僚の有志たちが「皆さんのお気持ちを集めてベビー用品をプレゼントしよう!」と。
ただし条件が一つ。
「金額は設定しません。お気持ちで結構です。ただし二週間以内に払ってね。」
……お気持ち、って一番困るやつじゃない?
総額はだいたい300ユーロ(約6万円弱)。
買ったものを見せてもらったら、フランスのベビー専門店のつなぎやオムツ替えシート、チョッキなど全部×2。ムーミンみたいな絵がついてて、めちゃくちゃ可愛い。
私は子どものこと全然わからないので、
「センスいいな〜!」と素直に感謝。でも問題は——いくら出すか、です。
まず、子持ちの同僚カタリナ(30代ウクライナ人・娘3歳)に相談してみました。
即答で「私はペイパルで20ユーロ払ったわ」と。
なるほど、ひとまず20が基準ね…。
でもセカンド・オピニオンが欲しいわ。
ちょうどランチ上がりで歩いてきたアグネス(30代セルビア人・独身。最近彼氏と別れた。)を捕まえました。
「アグネス、上司の出産祝いもう出した?」
「まだー」
「いくら出すのよ?」
「うーん、決めてない。」
私は探るように、「30ぐらい?(5000円強)」と聞くと、
「そうねえ、そのぐらいねえ。」と。
ためしに、「50は多いわよね?」って聞いたら、
即「多い多い。私はそこまで出さないわ。」とのこと。
うん、もう30で行こう。
そしてその足で、オーガナイズ担当のタチアナ(50代ウクライナ人女性。孫あり。医者の旦那とワイマラナー犬と悠々自適)へ。
「タチアナ、これ出産祝いのやつ。オーガナイズありがとうね」と30ユーロを手渡した。
すると横にいた同僚ヴェロニカ(バリバリキャリアウーマンのイタリア人シングルマザー。40代 男の子6歳)が一言。
「あーら、アイコずいぶん太っ腹ね。」
うるさい、あんたらもっと稼いでるでしょ。
今時30なんて、ランチに飲み物追加したら消えるわ。
たぶん、私の職場的には「20が正解」なんだと思う。
この前のニコ(30代ゲイ、最近めでたくスペイン人の彼とゴールイン。)の職場での結婚祝いも20だったし。
でも今回は元・直属の上司だし、双子だし、日本人の私としては奇数がしっくりくる。
結局のところ、
「お気持ち」って、金額の問題じゃなくて自分の気が済むかどうかなのかもしれない。
それにしても、うちの部署とにかく他人に出すお金に渋いわ~。皆さんそれなりのものお持ちなのに。
(今回はたくさん名前出てきたけど詳しい解説はスルーよ。私、そんなにいちいち同僚全員に興味ないの。気が向いたら、いつか掘るわ。)
嬢の生成した画像が、あまりにも福福しいので切るに忍びないから載せるわ。お守りにどうぞ。


あなたはどちらがお好き?クリスマスっぽくない?個人的には、幸薄いをんななので、年末年始、非常に苦手なんですけどね。
