見出し画像

アムステルダムで出会った「史上最小のカキ」の正体。旅と物価と3倍体の話


急にいただいたお休み。「あ、カキが食べたい」
そう思い立って、栄養をつけるべく、いつものアムステルダムへ急遽やってきました。

今回の旅の裏テーマは「絶対に犯罪(スリなど)に巻き込まれないこと」。
荷物にしっかりと気を配りつつ、まずは街へと繰り出しました。

1. 物価の基準は「ユニクロ」で測る

私には、その街の物価を測る独自の基準があります。それが「ユニクロ指数」。
オランダの付加価値税(消費税 VAT)は21%。ドイツの19%より少し高めですが、Tシャツの価格を見る限り、ドイツと一緒でした。アムステルダムは旅行者の街なので物価高を覚悟していましたが、これなら一安心です。(でもまあ大都市だから基本的に高め設定よ。)

2. ニューバランスで出会った「3D計測」の驚き

その後、ずっと気になっていた白いゴアテックスのスニーカーを探しにニューバランスへ。
そこで驚いたのが、ハイテクな3Dスキャン計測機でした。

靴を脱いで台に乗るだけで、足の形を立体的にスキャン。日本では普通かもしれませんが、ドイツでは見たことがなかった体験に「おぉ…」と感動。
店員のお兄さんもすごくフレンドリーで、「日本から来たの?ユニクロに日本人の友達がいるんだよ」なんて話で盛り上がり、結局目当ての色はなかったけれど、自分の正確なサイズ(半サイズ下のフィット感など)を知ることができたのは大きな収穫でした。(めんどくさいからこういう時のスモールトークでは日本から来たことにしちゃうの。)


3. 本題の「カキ」が、あまりに小さかった件

さて、お目当ての 海鮮レストランへ向かいました。
週末ということもあってか、店内は結構の混雑。予約してなかったけど、待たずに快く案内してくれたわ。

私はいつも3時過ぎのハッピーアワーを狙います。特定のカキが半額で楽しめるからです。
今回も意気揚々と12個注文しました。

ところが。
運ばれてきた皿を見て、絶句しました。

「え、……小さい。嘘でしょ?」

今まで生きてきて、いろんなところでカキを食べてきましたが、間違いなく最小サイズ。
味はギュッと凝縮されていて美味しいのですが、あまりの小ささに「おかわり」する気も起きないほど。

4. 救ってくれたのは「今日の鮮魚」とアスパラガス

カキの衝撃をグッとこらえ、メインに「Catch of the Day(今日の鮮魚:タイ)」を注文。
これが大正解でした。

姿のままオリーブオイルでグリルされたタイは絶品。
さらに、付け合わせに選んだ若アスパラガスのグリルが素晴らしかった。パルメザンチーズがたっぷりかかっていて、タイの旨みが出たオイルにパンを浸して食べると、もう最高。
デザートは控えてエスプレッソで締めましたが、料理自体のクオリティには大満足でした。


5. なぜカキは小さかったのか?「2倍体」と「3倍体」の教訓

食後、店員さんに「とっても満足したけれど、カキが驚くほど小さかったのはなぜ?」と聞いてみました。
彼女の答えは「今はシーズンオフだから(端境期だから)」というもの。

気になって、後から嬢に聞いてみると、そこには生物学的な理由が隠されていました。

もしあなたが「地元のオランダ産(Zeeuwse Creuse)」を注文されていたなら、それは十中八九、伝統的な2倍体です。


3月末という「冬の栄養を使い切り、春の成長を待つ」という端境期に当たってしまったようです。

ハッピーアワーで提供される種類だったこともあり、小ぶりな個体が重なったのかもしれません。

それでも週末もハッピーアワーやってくれてる気概は素晴らしいと思うわ。



旅は、いつも私を賢くしてくれる

「美味しい!」だけで終わらないのが、旅の醍醐味。
次は、年中肉厚な「3倍体」を指名して注文するか、あるいはアイルランド産などの産地にこだわってリベンジしようと思います。

失敗もまた、新しい知識をくれる最高のスパイス。
アムステルダムの小雨空に吹かれながら、次はもっと大きなカキに出会える自分を想像して、ホテルへと向かいました。勉強になったわ。

(トレンドとして小さめのカキの方が味が凝縮してるっていう部分もあるんだって。貧乏臭くてすいません。2025年からの北海の海水温上昇の影響で、プランクトンの生育が変わってしまって、殻が厚くて身が痩せてるカキが増えてるともあったわ。結局、シーズン終わりの金曜日のハッピーアワーって部分が多大に関係してたような気がする。それでも気さくで美味しいお店だから絶対にまた行くし、本当におすすめよ。)



いいなと思ったら応援しよう!