高単価の案件に挑戦できるようになる!LINEリッチメニューをPhotoshopで作る5ステップ
「リッチメニューって作れるようになった方がいいの?」
結論から言うと、はいです。最近、クラウドソーシングでも直接受注でも、リッチメニュー制作の依頼が増えています。単価は高いものだと3万円ほど。通常のバナー制作より比較的作りやすいのに、単価が高い——そんな案件です。
今回は、公式LINEのリッチメニュー制作の全工程をPhotoshopでお見せします。デザイン初心者の方でも、この記事を見ながら一緒に作っていただけるよう、手順をまとめました。

リッチメニューとは?
公式LINEに登録すると、トーク画面の下からメニューが出てくることがありますよね。レストランやファッションブランド、スクールのLINEなどでよく見かけます。そのメニューがテキストだけでなく、デザインされた画像になっているものが「リッチメニュー」です。

タップするとお申し込みページや詳細ページに飛んだり、SNSに遷移したりできます。企業・個人事業主の方が情報発信や集客に使うアイテムとして、最近急速に普及しています。
今回作るもの
架空のコーチングセッションを行う個人の方を想定したリッチメニューです。

リッチメニューの構成内容
コーチングセッション
個別カウンセリング体験
お申し込みはこちら
Instagram / YouTube / Facebook
サイズ:横2500px × 縦1686px(解像度72、RGBカラー)
レイアウト:上1枠+下3枠の構成
Step 1|カンバスを作る

Photoshopを開いて「新規」から、サイズを2500×1686px、解像度72、RGBカラーで作成します。
Step 2|上下のレイアウトを取る

上1枠・下3枠のレイアウトを作るため、まずガイドを引いていきます。
定規を表示(メニュー「表示」→「定規」にチェック)して、上の定規からドラッグしてカンバスの真ん中にガイドを引きます。
下3分割は、測るのが面倒なので以下の方法で簡単に取ります。
背景レイヤーを複製する
複製したレイヤーをシフトを押しながら横に潰す(細長い四角にする)
カラーオーバーレイで色をつけて見やすくする
オプションを押しながらドラッグして複製し、3つ並べる
3つ選択してガイドに沿わせる
これで均等な3分割ができます。
定規を使ってガイドで区切るだけで、正確な3分割が一瞬で完了します。
Step 3|上部(メインエリア)を作る
テキストを配置する

横書き文字ツールで以下の3つのテキストを入力します。
コーチングセッション(一番大きく)
個別カウンセリング体験(中程度)
お申し込みはこちら(小さめ)
テキストの大きさはコマンドT(変形)で調整します。全部同じ大きさだとつまらないので、強弱をつけましょう。
フォントを変える

今回は「キリギリス」というデザインフォントを使っています。
こういった個性的なフォントを使うと、一気におしゃれな印象になります。
フォントを変えるだけで雰囲気が大きく変わるので、ぜひ色々試してみてください。
文字間はオプション+矢印キーで詰めることができます。
フォントによっては文字間が開きすぎるので、必ず調整しましょう。
座布団(背景)を敷く

長方形ツールで文字の下に座布団を作ります。
不透明度を少し下げると、さりげなく背景に馴染みます。
文字は白にすると見やすくなります。
写真を配置する

右側に写真を入れます。
右クリック→「スマートオブジェクトに変換」にしておくと、拡大・縮小しても画質が劣化しません。
写真を上半分だけ表示させるには、マスクを使います。
長方形選択ツールで上半分を選択した状態で、レイヤーマスクを適用するだけです。
写真の位置はマスクとレイヤーのリンクを外すことで個別に動かせます。
シャドウで立体感を出す

コーチングセッションのテキストにドロップシャドウをかけます。
水色系の影をつけると、文字が少し浮き出て目立つ印象になります。
強くかけすぎず、さりげない程度が上品です。
ボタンを作る
「お申し込みはこちら」のボタンは、境界線をつけて色を加えます。
三角の矢印を小さくして添えると、ボタンらしさが増します。
Step 4|下部(SNSメニュー)を作る
ベースとなる枠を1つ作る

長方形を作り、レイヤースタイルでカラーオーバーレイ(薄い水色)と境界線(水色)を設定します。
枠が浮いているような「アイランド感」を出したいため、少し縮小します。
テキストとアイコンを追加する

横書き文字ツールで「Instagram」と入力。フォントをキリギリスに変えます。
下に角丸の座布団を敷きます。角丸は長方形ツールのアピアランスで数値を入力(30程度)するだけで簡単に作れます。
SNSのアイコンはFreepikからダウンロードします。
イラストレーターのデータとして持ってくると、ベクターなので拡大しても綺麗なままです。
コマンドCでコピーして貼り付け、スマートオブジェクトに変換してから配置します。
複製して3つにする

1つ完成したら、フォルダにまとめてオプション+ドラッグで複製します。
3つ並べてテキストとアイコンを差し替えるだけで完成です。YouTube・Facebookに変更します。
Step 5|仕上げ

背景にグラデーションを入れる
何もないレイヤーを一番下に追加して、グラデーションの塗りつぶしを適用します。
マスクをかけて右から光が当たっているような処理をすると、全体がまとまった雰囲気になります。
写真を少し明るくする
全体が仕上がってから写真の明るさを調整します。
少し明るくするだけで、光って見える効果が出ます。
全体を確認して完成
引きの目で全体を確認して、バランスを整えたら完成です。
制作のポイントまとめ
枠組みはガイドで正確に
上下の分割をしっかり取ることが、全体のバランスのベースになる。1つ作って複製する
下3枠は全部個別に作るのではなく、1つを完成させて複製する方が圧倒的に効率的。フォントと文字間にこだわる
フォントを変えるだけで印象が大きく変わる。文字間は必ず詰める。スマートオブジェクトを使う
写真やアイコンはスマートオブジェクトに変換しておくと、拡大・縮小しても画質が落ちない。Canvaより差別化できる。
Canvaでも作れるが、Photoshopならではのシャドウ・マスク・グラデーションを使うことで、オリジナル感のある仕上がりになる。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
日本デザインスクール代表 久保なつ美
久保なつ美(くぼなつみ) 日本デザインスクール代表。現役WEBデザイナーとして活動しながら、未経験からWEBデザイナーを目指す方に向けた実践的なスクールを運営。スクール設立から10年、累計4,500名以上の受講生を輩出。YouTubeでは学習方法や業界のリアルな情報を発信中。
