第1章:②インナーチャイルドが傷つく原因
● インナーチャイルドが傷つく原因
私たちの中にいる「インナーチャイルド」――
つまり、“内なる子ども”は、
とても繊細で、感じやすくて、
まっすぐでピュアな心を持っています。
そんな小さな存在が、もしも――
愛されていると感じられなかったら。
認めてもらえなかったら。
怒られたり、無視されたり、
比べられたりしていたら――。
その子の心は、そっと閉じてしまいます。
「わたしは、ちゃんとできてないのかも」
「わたしが悪いんだ…」
「こんな気持ち、言っちゃいけないんだ」
そうして、本当の気持ちを胸の奥に
しまいこみながら、
私たちは少しずつ「鎧」を
身につけていきます。
でも、その鎧は、心を守るために
必要だったもの。
本当は、ずっと奥深くで――
「わたしをちゃんと見て」
「わたしをわかって」
「わたしも、大切にされたかった」
そんな切なる思いが、
消えずに残っているのです。
インナーチャイルドが傷つくきっかけは、
人によってさまざまです。
親からの厳しい言葉
無視や放置された経験
兄弟姉妹と比べられたこと
必要以上に“いい子”でいようとしたこと
「泣いちゃダメ」「弱音を吐いちゃダメ」と言われたこと
そのどれもが、幼い心にとっては、
大きな傷でした。
でも、たとえ傷ついたとしても、
その「小さなあなた」は、
消えてしまったわけではありません。
わたしたちは、
インナーチャイルドが傷つくたびに、
少しずつ“心の鎧”を重ねてきました。
まるで、マトリョーシカのように。
あるいは、十二単のように、
重ねられた心の衣のように.....
その一枚一枚は、
すべて「守るため」のものだったのです。
これ以上、傷つかないように。
もうこれ以上、悲しまないように。
誰にも気づかれないように、
そっと自分を隠してきたのです。
でも、今。
もしあなたが、
その鎧を少しだけ脱いでみようとしているなら。
その奥には、きっと――
ずっと待っていてくれた
「小さなあなた」がいるはずです。
その子に、もう一度会いに行く。
それが、インナーチャイルドを
癒すということなのです。
そして今、あなたがこうして
「インナーチャイルド」に
目を向けてくれたこと。
それ自体が、心の奥にいる
小さなあなたにとって、
とても大きな希望なんです。
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