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reiarrive
100年後の誰かへ。
「30年後にあなたの人生のピークがやってきますよ」
もし占い師にそう言われたら、私はこう叫び返すだろう。
「そんなの遅すぎるでしょ!」と。
では、「あなたの作品は100年後、評価されますよ」と言われたら、どうだろう。
「死んじゃってるから意味ないでしょ!」とも言いたいが、悪い気もしない。
生前全く評価されず、死後に作品が評価される画家や作家について、ときどき考えることがある。
その代表例がオランダの画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)だ。
彼の作品の『ひまわり』は、誰もが教科書か何かで、目にしたことがあるだろう。

ただ、彼は生きている間、ほとんど評価されなかった。
貧困と精神の病。苦難の連続だった。
悲しいことに、本物の価値は、その時代に理解されるわけではないのだ。
彼の絵は100年以上経った今も語り継がれている。
自分が創り出した何かを、いつか誰かに見てもらう。
そして、「どんな気持ちで描いていたのだろう」と想像してもらう。
それは、時間を超えたロマンのようなものだ。
そもそも天才画家ゴッホを引き合いに出すのも気が引けるし、私自身、大それた野望を抱いているわけでもない。
ただ、何者でもない自分が、生き方と、感情のかけらを何か一つでも残せるだろうか、と考えてみる。
いつか遠い未来で、私の知らない誰かが、「昔の人はこんなことを考えていたんだ」と私の言葉に触れて、思ってくれる日は来るのだろうか。
そんなわかり得ないことを考えながら、今日もまた、時間の中に、小さな点を打てた気がする。
