反面教師はより良い自分になるための道しるべ
人はそう簡単には変わらない。
年を重ねると、なおさら難しくなる。
個性はとうの昔に出来上がり、知識の習得や経験を重ねるうちに「自分はこれでいい」と思い込んでしまうからだ。
何を言われても、あまり聞く耳を持たなくなってしまう。
社会に出たばかりの20代の頃は、言われたことを「はい」と素直に従う姿勢があった。
30代になると、「これって本当に正しいのかな」と疑問を持つようになり、
40を過ぎると「これって意味あるの?」と意見を口にするようになった。
何も職場に限ったことではない。プライベートでも、「自分が正しい」という思い込みはあるし、欠点を指摘されると、むくれる自分もいる。
ただ、そんな私でも、「自分を改めたい」と思う瞬間がある。
他人のふるまいを通して、自分の言動を振り返った時だ。
私は、嫌な事があるとすぐ顔に出るタイプだ。
眉間にシワを寄せたり、大人げなくきつい視線を向けたりすることがある。自覚はあったけど、特に気にしていなかった。
最近、同じような態度を取る人をみて、「これって良い印象を与えないな」、と気づかされた。
口調もそうだ。私は、ストレートで、キツイ言い方をしてしまうことが多い。ただ、そういう話し方をする人と接した時、疲れるのも事実だ。
本当に時々だけれど、汚い言葉を使ってしまう時も、同じだ。
「ああ、こういうことは恥ずかしいな」と、他の人を介してハッとする。
“反面教師”を通して、人からこういう風にみられていたのか、と気付くことが多い。
「人の振り見て我が振り直せ」という考えが、私にとって一番効き目があるらしい。
もちろん、完璧な人間なんていないし、自分をすべて変えるつもりもない。
でも、バランスをとりながら、より良い自分になれるように、人のふるまいから、良いことも悪いことも学んでいきたいと思っている。
