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2025年下旬のクラシックと月面 ーJFEテクノリサーチの社長室からー

皆さんこんにちは。JFEテクノリサーチで社長をしております、瀬戸 一洋です。12月の社長室だよりも3記事目ですが、どうぞお付き合いください。


今回の1枚:月面

月面

10月から11月にかけて「レモン彗星」や「スワン彗星」が明るくなり、絶好の撮影チャンスでしたが、関東は異常ともいえる悪天候続きで、週末しか撮影に行けない(30代までは車に機材を積んで山に出かけ、そのまま出社したりしたものの、今は充分な睡眠なしには身体が持ちません)身としては黙ってネット情報を眺めるしかありませんでした。天候ばかりはどうしようもありません。レモン彗星を撮影できたのはまだ明るくなる前の9月下旬が最初で最後でした。

ということで今月の1枚は月面にしました。冬になると満月が澄んだ夜空の天頂近くで輝くようになり、「月ってこんなに明るかったのか」と思うことがあるのではないかと思います(満月は太陽の反対側になりますので太陽の南中高度が低い冬は南中高度が高く、太陽が高い夏には低くなります)。

一方、冬は上空のジェット気流が強く、空気のゆらぎが大きいため、望遠鏡による拡大撮影でいい結果を得るのは難しく「寒い中でがんばったのにボケた写真ばかり……」ということもよくあります。今月の写真は昨年の夏に30cm反射望遠鏡を立ち上げて間がない頃に撮影したもので、下の小さくて目立つクレーターが「ティコ」、上の大きくて古い(その上に小さなクレーターがたくさんある)クレーターが「クラヴィウス」です。

ZWO社(中国・蘇州=上海の西)のASI485MCというCMOSカメラを使い、30秒ほどの間に撮った約1000枚の静止画(元は動画)をスタッキング(重ね合わせ)→ウェーブレット処理をしました。

気流のいい日であればこの程度の写真は比較的簡単に撮れます。フィルム時代に比べたら本当に手間がかからなくなりました。ZWO社をはじめとする中国の望遠鏡・光学メーカーの躍進には目を見張ります。

最近は鹿嶋の天文台へ来訪されるお客様が続いています。初めて天体望遠鏡を覗く人に月や土星の環を見てもらうと一様に驚きの声を上げてくれます。

それが嬉しくていろんな人に見てもらっているのですが、各地にある市町村の天文施設をもっと活用してくれたら天文普及に役立つのにな、とも思います。指導員の育成や予算など、いろいろ難しいのだろうとは思いますが。

音楽の話

芸術の秋。ショパン・コンクールでは桑原志織さんが4位に入賞する大健闘でした。個人的には牛田智大さんを応援していました(夏にワルシャワフィルをバックに弾いたショパンのピアノ協奏曲第一番が非常に良かった)ので少し残念でした。

凱旋公演になることを期待していた11月横浜での演奏会(ショパンのピアノ協奏曲第二番with日本フィル)は逆に「牛田さん、気落ちしてないかな」と心配しましたが気合いの入ったいい演奏だったと思います。その後に披露された日本フィルのチャイコフスキー交響曲第五番も素晴らしい演奏でした。

ですが、この秋一番感銘を受けたのは同じみなとみらいホールで行われたベルリンフィルのストラビンスキー「ペトルーシュカ」です。本当はブラームスの交響曲第一番を含むプログラムを聴きたかったのですがチケットが取れず「第二希望」のプログラムだったものの(この曲をご存じの方はわかると思いますが)楽団員全員が汗だくになる力の入った演奏で、演奏会終了後に舞台上で楽団員が無事弾き終わったことを讃えて抱き合う姿を初めて見ました。ベルリンフィルをもってしても難曲だったのだろうと思います。いい演奏を聴かせてもらいました。

野球部 関選手の引退

5年にわたってJFE東日本野球部で活躍してくれた千葉・京浜総務部所属の関龍摩選手が今シーズン限りで引退することになりました。引退後は地元に戻る意向と聞いています。

関選手の真摯に野球と向き合う姿はどれほど私たちを励ましてくれたかわかりません。長年にわたり私たちには想像もつかないような努力を積み重ねてきたものと思います。

これまでの貢献に心から感謝するとともに、地元に戻って始まる新生活を心から応援したいと思います。

個人的には今年の都市対抗野球2回戦、対ENEOSの7回裏、1点ビハインド、2アウト1、2塁から放った同点打は忘れられません。打った瞬間、ついつい涙してしまいましたが、ふと我に返ってまわりを見ると応援に来ていた社員の皆さんみんなが涙を流していて、じーんとしたのは生涯忘れられない思い出になりそうです。

関さん、ありがとうございました! そして故郷でいい人生を歩んでください。

12月の社長室だよりは以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!! 公式HP: https://www.jfe-tec.co.jp/