ジストニア改善講座 ── 不必要に重くさせている力みをほどき、身軽さを増やしていく4つのステップ
まぶたの症状(ジストニア)が始まってから約20年。
この講座は、歩行困難な状態から、日常の中で体の過緊張をほどく時間を増やしていった私自身の経験をもとに作成した、動画形式のガイドラインです。
「これをやれば治る」という頭のテクニックや魔法の正解を提示するものではありません。
日々の生活の中で体を使いながら、慢性的な緊張をゆるめ、余計な重さを手放していくための「大まかなガイド」として置いています。
1. 頑張らざるを得なかった「過緊張」の日々と、行き着いた先
私は昔から、人より何倍も体に力が入ってしまう感覚がありました。
力みを実際に測ることはできなくても、どうも、周りの人はリラックスしているように見えたのです。
「頑張り屋だね」と言われるたび、
「頑張らないでいられる方法があるなら教えてほしい」と、胸のうちを飲み込んでいたのを覚えています。
常に体が重く、頭痛や腹痛、慢性的な疲労感に悩まされていましたが、病院へ行っても原因は分からず。
「ストレスに弱い性格かもしれませんね」
「疲れですかね」
という言葉で片付けられてきました。
その中で、まぶたが開かなくなる症状が出始めました。
これまでとは明確に違う異変。
しかし、それでも「目が疲れているのでしょう」と言われてしまいました。
悔しさをバネに病院を探し、出会ったのが、「構造的にまぶたが開きにくい形状をしている」と指摘してくれた専門医でした。
初めて自分の苦しさに理由がついた気がして、その治療にすがりました。
盲信せざるを得ないほど、当時の私は必死で、元の苦しい生活に戻ることへの恐怖でいっぱいだったのです。
けれど、手術をしても、生き方までが軽くなるわけではありませんでした。
それでも、この手術を追い求めました。
それほどまでに、私のまぶたは構造的な問題を抱えているのだ、だから生きづらかったのだと捉え、自分を納得させていたのです。
結果的に7回の手術を重ね、ジストニアは悪化。
気づけば話すことや歩くことすら困難になっていきました。
2. 症状は「敵」ではなく、体が必死に保とうとしていた「バランス」
そのうち、体の力みだけでなく、心まで完全に過緊張の状態に追い込まれていきました。
他の人は薬が効いたり、数回の手術で済んだりしているのに、なぜ自分だけ効かないのか。
自分の捉え方や生き方すべてが間違っているのではないか。
そんな強い自己否定に陥り、周りや環境を責めてはまた自分を責める、負のループから抜け出せなくなっていきました。
試行錯誤の中で、変化はひょんなことから訪れました。
ふと、手首にブレスレットをつけてみると、わずかに症状が和らぐ体感があったのです。
不思議に思い、他の小物も身につけてみました。
すると、つける重さによって症状が微かに変化したのです。
「もしかしたら症状は、小物とイコールなのではないか。
体を壊す敵ではなく、崩れたバランスを必死に保とうとして出ている『重さ』なのではないか」
そこから少しずつ、体の全体性に目を向けるようになっていきました。
まぶたの治療からも自然と離れ、カイロプラクティックへ意識が向かうように。
その過程で、骨格が歪んでいることも分かりました。
けれど、
「なぜ自分だけが人よりここまで歪んでいるのか」
「なぜ自分だけが、これほど強い症状として現れるのか」
という根本的な疑問は残り、神経の過敏さも重なって、ますます人を受け付けなくなっていきました。
転機となったのは、2015年の冬。
夕暮れ時に、光るキックボードに乗った少年とすれ違った瞬間でした。
その強い光の刺激で激しいジストニア症状が出たとき、痛感させられたのです。
「これまで色々と試してきたけれど、まだ目先の治療に留まっていたんだ。もっと本質的なアプローチが必要なんだ」
と。
探し当てたのが、今の治療院でした。
そこで、生まれつきの感染症や脳の歪みといった背景を知ることができ、「ジストニアの原因だけでなく、だから自分の体はこれまで生きづらかったのか」と、初めて大まかな納得感を得ることができたのです。
3. 講座でお伝えする「4つのステップ」
治療院で理由が分かり、大まかな安心感を得られたことは、私にとって大きな転換点でした。
けれど、同時に気付かされたのは、治療院に通う時間よりも、毎日の暮らしの時間の方が圧倒的に長い、ということ。
特別な場所で施術を受けること以上に大切だったのは、日常の中で自分自身がどのように体と向き合い、無駄な過緊張を引き算していくかでした。
本講座でお伝えする「4つのステップ」は、その治療院での体験やこれまでの模索を経て、私が日々の暮らしの中で実際に試してきた過緊張をほどくプロセスを整理したものです。
なお、これはあくまで私自身の行動順を並べたものに過ぎません。
「ステップ1から順番通りに正しくやらなければならない」というルールはありませんので、ご自身の体が反応するところ、しっくりくるところから自由に実践してみてください。
ステップ1:症状の書き出しとグループ分け
症状をカテゴリー分けしようとする作業を通して、「全身がすべて繋がっている」という感覚を体感で理解します。局所的な治療ではなく、全体性を見る視点を持ちます。
ステップ2:症状を「敵」にせず、体の反応として捉え直す
症状を排除すべき「悪」として戦うのではなく、体が必死にバランスを保とうとして出しているサインであることを理解します。日常の中で体に余計な負荷(過緊張)をかけない向き合い方を知るステップです。
ステップ3:ジストニアになる前の「行動」をさかのぼる
症状が重くなる前に、それまでどのような行動をとっていたのかを振り返ります。無意識のうちに体に過剰な負担をかけ続けていた行動パターンを見つけ、引き算していくステップです。
ステップ4:行動の裏で無視してきた「かすかな違和感や悩み」に目を向ける
行動の振り返りにとどまらず、その行動をとっていた時に置き去りにしていた「かすかな違和感」や「心身の引っかかり・悩み」を突き詰めていきます。これまで無視し続けてきた体の声や本音に光をあて、根本的な力みを手放していくプロセスをお伝えします。
4. この講座の位置づけについて
この講座でお伝えしているのは、あくまで「大まかなガイド」です。
知識として頭で理解するだけでは、長年の癖はほどけません。
このガイドを手に、日々の暮らしの中で自分の体を実験のように興味を持って観察し、実践を重ねていく場所として「オープンラボ」を用意しています。
目的は、大きな夢を叶えることでも、特別な自分になることでもありません。
これまで無視してきたかすかな違和感をひとつずつ拾い直し、日常の負荷(過緊張)を引き算していくこと。
その探究を通じて、特定の環境による緊張に振り回されず、身軽な時間を増やしていくことです。
昔の私のように、重い体と向き合いながら、それでも探究していくためのひとつのデータとして置いておきます。
【概要】
お届けするもの:講義動画(約2時間)+ スライド(PDF)
受講費:7,800円(税込)
ご視聴方法:お申し込み後、ご案内メールにて専用URLをお送りします(配信期限は設けていません)。
ご視聴のコツ:動きのある画面を見るのが辛いときや目・耳が疲れている場合は、音声のみを聴く、または添付のPDF資料を手元で眺めるなど、体調に合わせてご参照ください。
ワークについて:手や瞼の力み等で文字の記述が難しい場合は、音声入力や録音を活用するなど、ご自身のやりやすい方法でお試しください。
個別のご質問:本動画はあらかじめ収録されたガイドラインです。動画をご覧になって生じた疑問や個別の探究については、「オープンラボ」の場をご活用ください。
※講座の雰囲気や声のトーンをあらかじめ確認したい方は、導入部分(オープニング約30分)を以下よりご覧いただけます。
[オープニング動画(約30分)](YouTube)
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