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あのまま会社員を続けていたら、「仕事ができない人」で終わってた。

「あのまま会社員を続けていたら、めちゃくちゃ "仕事ができないヤツ" 認定されて、一生を終えたんだろうな」

と、今の日々のなかで、ふと思う。

まがいなりにも個人事業主として生活している、現在。夫婦ふたりでブランド運営を生業にして、家とは別に工房兼店舗を構えられるぐらいにはなった。一応、ちゃんと仕事できてる、と思う。

ただこれは、自分にあった働き方をしているから「仕事ができている」だけだ。昔も今も、"できないことがたくさんある自分" は変わらないままなのだから。

特にわたしは、集中力のなさと、忘れ物の多さと、注意力のなさが結構すごい。いや、胸を張って言うことじゃないんだけど、自分でも呆れることを通り越して「すごいなあ」ともはや感嘆してしまうほどに。

そんな中でも特に顕著なのが、数字に対する注意力のなさ。

例えば、この無印良品での注文画面を見てほしい。わたしは、このフードコンテナが10個ほしくて、画像の一番下の「個数:10」として注文した。

無印良品のネット注文
たぶん注意力がある人は、画像を見ただけでヤバさがわかるんだろうな…

結果、家に30個というおびただしい数のフードコンテナが届いた。

それで初めて、「3個入り×10点」を注文してしまっていたと気づく。

ちゃんと商品画面には「3個入り」と書いてあるので、単純にわたしのミス。20個ぐらい使ってないまま保管してる、いつか使おう。

こんなのはしょっちゅうある。

3個注文したつもりだった無印良品の大きなラタンバスケットが6個届いたり(2個セット×3だったらしい)。

1個注文したつもりだった「食べる煮干し」が、4個届いたり(4個入り1セットだったらしい)。

ぜんぶ食べる。

どうやら数を正確に把握すること、数字を読み取ること、そして簡単な計算も苦手なようである。足し算引き算すら、よく間違える。単純にそそっかしいとも言える。

なので実は、夫婦で運営している『じぶんジカン』の数字にまつわる部分は、すべて夫にお願いしている。わたしが発注や在庫管理をしたら破綻するのが目に見えているから。

夫がそういうの得意で、本当によかった。

毎月ちゃんと棚卸しとかして、数字管理してくれている感謝。

冒頭に「あのまま会社員を続けていたら、めちゃくちゃ "仕事ができないヤツ" 認定されて、一生を終えたんだろうな」と書いたけど、こんなに数字が苦手というか、もはや数字が見えてないんじゃないか?というぐらいの人間なのに、恐ろしいことに新卒で配属されたのが経理部だったのだ。

これはわたしの長所でもあるのだが、表面的には「真面目そう」で「ちゃんとしてそう」に見える。優等生っぽい。しっかりしてそう。この見せかけで得してきたことが、きっと多くある。そんな見た目に騙されて、配属が決まったのだろう。

しかし内実は前述のとおり。こんなやつが経理部なんて恐ろしすぎる。会社に大きな迷惑をかける前に自分から辞められて、良かったのかもしれない。

わたしが「できないこと」は、他にもたくさんある。

毎日同じ時間に始業・終業するというルーティンができない(苦しくなってしまう)。満員電車に乗れない(体調が悪くなる)。ずっとデスクに居ることができない(長時間じっとしているのが苦手)。こんなの、挙げ出したらキリがない。

できないことだらけの自分でも、楽しくできるような、それで生きられるような仕組みを、真剣につくってきた。好きな場所で、好きな時に、好きなことができること。それが今の仕事であり、働き方である。

誰しも、得意や苦手があって。
できることと、できないことがあって。

社会の既存の枠に、自分がいい感じにフィットするなら良いけれど、もしそうでないのなら、逆に「自分の型に合わせた生き方をつくる」ってこともできる。それも当たり前の選択肢になったらいいのにな、と思う。


おわり


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