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思考のクセに気づくだけで、生きづらさは少しやわらぐ

「同じ出来事なのになぜかしんどくなる……」
「相手の一言がずっと頭に残る……」
「失敗があると、全部がダメに見える……」
そして「私ってこういう人だ」と決めつけてしまう。

あなたも、こんな経験はありませんか?

頑張っているのに、心が休まらない。
やることはたくさんあるのに、
気持ちが重くて動けない。
それでも「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう。

結論から言うと、生きづらさの原因は環境だけではありません。
あなたの性格が悪いわけでもありません。

思考のクセに気づくだけで、
生きづらさは少しやわらぎます。

人は「考え」を事実だと思い込むほど苦しくなりやすく、
気づけるだけで距離が取れるからです。


1. 思考のクセは「あなた」ではなく、ただの「自動運転」である

思考のクセというと、
「直さなきゃいけない欠点」のように感じるかもしれません。
でも、まず知ってほしいのはこれです。

思考のクセは、あなたそのものではありません。
ただの自動運転です。

スマホの予測変換と同じで、
よく使う言葉ほど先に出てきます。

心も同じです。

これまで何度も繰り返した考え方は、早く出てきます。
だから「またこの考えだ」となる。

ここで大事なのは、
思考のクセには役割があることです。

多くの思考のクセは、
あなたを守るためにできています。

  • 最悪を想定して失敗を避けたい

  • 人に嫌われないようにしたい

  • 迷惑をかけないようにしたい

  • 完璧にして安全を確保したい

優しくて真面目な人ほど、
こういう自動運転が強くなりやすいもの。

だから思考のクセは、
責める対象ではありません。

ただ、自動運転のまま走ると、
現実より苦しい世界を作ってしまうことがあります。

そして、その苦しさを
「自分が弱いせい」と勘違いしてがち。

だから最初に必要なのは、
直す努力ではなく気づく力です。

気づけると自動運転から手動運転に戻れます。
戻れるだけで生きづらさは少しやわらぎます。

2. 生きづらさを強くする「よくある思考のクセ」3つ

ここからは具体的な思考のクセを紹介します。
こんな思考になっていませんか?

クセ①:0か100で考える(白黒思考)

少し崩れただけで
「全部ダメ」に見えるクセです。

例:

  • 今日は作業できなかった → 私は続かない人だ

  • 予定が崩れた → もう終わりだ

  • イライラした → 私は親失格だ

でも現実は、0か100ではありません。
30でも60でもある。
この真ん中を見失うと苦しくなります。

気づく合図は

「全部」
「いつも」
「絶対」
「もう無理」

という言葉です。

この言葉が出たら
白黒思考のサインです。

クセ②:先読みで苦しくなる(未来の悲観)

まだ起きていない未来を、
最悪で決めてしまうクセです。

例:

  • うまくいかなかったらどうしよう

  • 失敗して家族を不幸にしたらどうしよう

  • 私には無理に決まってる

未来を考えるのは悪いことではありません。

ただ、悲観だけで未来を確定させると
今の行動が止まります。

行動が止まると本当に変われません。
それが苦しさを増やします。

気づく合図は

「もし〜だったら」
「どうせ」
「きっと無理」

この言葉が続くとき、
未来の悲観が現実化してしまいます。

クセ③:他人の目で自分を裁く(他人軸の採点)

自分の気持ちより
他人の評価で自分を決めるクセです。

例:

  • こう思われたらどうしよう

  • ちゃんとしてないと思われる

  • 周りはできてるのに私は…

他人の目は大事です。

でも、他人の目が
「唯一の基準」になると苦しくなります。

なぜなら他人の評価は変わるし、
正解も一つではないからです。

気づく合図は

「普通なら」
「ちゃんと」
「〜すべき」

この言葉が強い日は、
他人軸の採点になっています。

3. 思考のクセに気づくための「やわらげる3ステップ」

ではどうすればいいのか?
思考のクセは、
直そうとすると反発が出やすいです。

だから、まずやわらげましょう。

思考のクセをやわらげる3ステップをご紹介しますね。

ステップ1:ラベルを貼る(これは「クセ」だ)

まず心の中でこう言います。

「これは事実じゃなくて、クセだ」

例:
「全部ダメだ」→「白黒思考が出た」
「どうせ無理」→「未来の悲観が出た」
「嫌われるかも」→「他人軸の採点が出た」

ラベルを貼るだけで
考えとの距離が取れます。

距離が取れると
感情の波が少し下がります。

ステップ2:事実に戻す(今ある情報だけ)

次に、事実を一行で書きます。
頭の中でもOKです。

例:

  • 今日できなかった → 事実:今日は疲れていて作業できなかった

  • 失敗した → 事実:一部ミスがあった

  • うまくいってない → 事実:まだ結果が出ていない段階

ここで大事なのは
評価を入れないこと。

「最悪」「終わり」は評価です。
事実ではありません。

ステップ3:次の一手を「小さく」決める

思考のクセは、
大きな行動で壊そうとすると余計に疲れます。
だから小さな一手で十分です。

例:

  • 1行だけ書く

  • メモを開くだけ

  • 明日の予定を1つだけ整える

  • 今日は早く寝る

小さな一手ができると、
「私は戻れる」が残ります。
この感覚が思考のクセを弱めます。

まとめ

思考のクセに気づくだけで、
生きづらさは少しやわらぎます。

思考のクセはあなたそのものではなく、
ただの自動運転です。

多くの場合、あなたを守るためにできています。
だから責めなくていいんです。

生きづらさを強くしやすいクセは、

「0か100で考える」
「先読みで苦しくなる」
「他人の目で自分を裁く」

の3つです。

合図の言葉に気づけると距離が取れます。

やわらげる3ステップは、

「ラベルを貼る」
「事実に戻す」
「次の一手を小さく決める」

あなたは変わらなきゃいけない人ではありません。

自動運転に気づいて、
少し手動に戻していきましょう。

その小さな戻りが、
毎日を確実にラクにしてくれますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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