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地球は石にあふれている この石たちは宇宙と地球でいくたび混ぜられそして固まったのか


はじめに

 30数種類のさまざまな石をひょんなことから手もとに置いている。遠い親類からゆずられたもの。それらをひとつひとつ手にとりながめていると、どんな時を経てきたのか想像するときりがない。

手のなかに石をもてあそびながら考えをめぐらすわたしのようすは、外でおこなうとかなりあやしいはず。

地球は石にあふれている

 旅行にいくと、いつも小石をつかんでいる。なにげない石ころ。なんでもいい。大きいものは問題がいろいろ生じそうなので小指の先ほど。

それらはたいてい、そこをおとずれた記念品としてかばんのかたすみに入れて持ち帰る。なんの変哲のない石だが自分にとってはそこを訪れた証。ほぼまちがいなくMADE IN CHINAではないはず。

それだけ地球上のどこにいってもある物質だし、おおかたのヒトにとってはなんの価値もないはず。でもわたしには手にした石ころは唯一無二。二度と手に入らないし、いったん関われたことは運命的な出会いと思っている。

宇宙であれば

 宇宙はおしなべてみるととても希薄。チリも積もればというが、それでも薄い。ヒトひとりぶんなんてとほうもなくひろい宇宙空間からよせ集めてこないとならないはず。

そう考えると小指の爪ほどの石ころであってもほぼおなじ境遇。もとをただせばヒトも石ころも宇宙をただよっている原子や分子にすぎない。それがあるとき凝縮してより集まり、わたしたちをかたちづくる。とほうもない年月の結果で。

石とておなじ

 地球のかたまりの一部となり得た石ならば事態はさらにふくざつに。あるものは地中の奥深くに入り高い圧力と高温にさらされ、ぎゅうと押し縮められたまま。

対流により地球の表面がわに向かうと、熱水の作用により溶けてマグマになったり溶岩になり冷えて安山岩などに変化したり。またあるものは水や風や光、そして熱などの作用により、削られ風化、分解、運搬されたのち堆積し地層をつくる。さらに圧力や熱によりかたまり堆積岩へ。

また地殻変動により地表に顔を出したり、ふたたび侵食され、こまかくけずられたり。はたして長い年月のあいだにどれほどの頻度でくりかえされているのか。石ころひとつずつに経歴はことなるだろう。古い石もあればできたてほやほやの新しい石もある。

そのできたばかりの石でも、もとの元素は地球上になんらかのかたちで存在していたはず。そう考えるときりがないしとほうもない。

おわりに

 石を手にとる。そして石をじっと見つめる。どんな来歴をもっているんだい?とたずねたくなる。石はなにもこたえてくれないので、手にとり観察してその石の経験してきたことをさまざまな特徴から知ろうとする。それはなかなかおもしろい。

わかりはじめるととても奥が深い世界。石ひとつとってもこうだから、生きものなんてさらにまだまだ未知の世界。

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