田間神社(千葉県東金市)
千葉県の東金市田間にある田間神社は、かつて戦国期の田間城の一角に祀られていた「第六天宮」が始まりと伝えられています。城の背後にある要害地に置かれた城内社で、武士たちの守り神のような存在でしたが、険しい参拝路のため、天正4年(1576)に現在地へ移されました。城の神様が、のちに村の人々を見守る「村の鎮守」へと姿を変えていった、そのやわらかな歴史が感じられます。

社殿は享保年間(1716〜1731)に整えられ、地域の暮らしとともに大切に守られてきました。明治の神仏分離では、第六天信仰の色合いから離れ、
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
神産巣日神(かみむすひのかみ)
の造化三神を祀る神社へと生まれ変わります。

古代以来の集落・台地縁の景観と重なりながら、長い時代を通して地域の中心であり続けた神社です。
また田間神社の魅力は、まずその落ち着いた空気感。城跡に連なる台地縁の風景が今も残り、鳥居をくぐると木々の緑がやわらかく視界に広がります。写真も自然と撮りたくなる、すがすがしい明るさです。

『神社アーカイブ』で神社巡りで出会ったいろんな発見や考察をしていますのでご興味のある方は覗いてみてください!
