【第7話】 折れない心は柳のよう!「揺らぐ強さ」と心の根っこの育て方
心の冒険へようこそ!第7話のテーマは「本当の心の強さ」です。前回の冒険では、君だけのスーパーパワーである「キラメキ監督(直感)」を信じて、勇気あるプレーをすることの大切さを学びましたね。
でも、こう思った人はいませんか? 「もし、その直感を信じたプレーで、ミスしちゃったら?」 「大事な試合で負けたら、心がポキッと折れちゃいそうだよ…」
大丈夫。今日の冒険を終える頃には、君は「折れない心」の本当の意味を知ることになります。本当の強さとは、カチコチに固いダイヤモンドではなく、風に吹かれてもしなやかに元に戻る「柳の枝のような強さ」だったのです。
なぜ「揺らぐ」ことが、君を強くするのか?
バスケットボールのすごい選手は、シュートを絶対に外さない選手でしょうか?いいえ、違います。どんなスーパースターでもシュートを外します。本当のスターは、シュートを外した悔しさを力に変えて、次のプレーで最高のディフェンスを見せられる選手です。
つまり、心が「揺らぐ」ことを知っている選手こそが、本当に強いのです。
試合に勝った時の「やったー!」という最高の気持ちは、負けた時の「悔しい!」という気持ちを知っているからこそ、何倍も嬉しくなります。
シュートが決まった時のガッツポーズは、何度も外した悔しい経験があるからこそ、最高の宝物になるのです。
嬉しい気持ちも、悔しい気持ちも、その両方を経験する「心の揺れ」が、君を選手として、そして一人の人間として、深く、強く、成長させてくれます。
君の心の「根っこ」は元気かな?
第1話の冒険で、君の心を一本の木に例えたのを覚えていますか?嵐の中でもしなやかに揺らぐためには、地面にしっかりとした「心の根っこ(自己肯定感)」が必要でしたね。
この根っこを育てるための栄養素は、2つあります。
「これでいいのだ」パワー(自己受容): スーパープレーを決めた自分も、パスミスをしてしまった自分も、まるごと「これが自分だ」と受け入れる力。
「きっとできる!」パワー(有能感): 今はできなくても、練習すれば必ず乗り越えられると自分を信じる力。
この2つの栄養を心に与え続けることで、君の根っこはどんな嵐にも負けない、しなやかで強い根っこに育っていきます。
「心の根っこ」を強くする冒険の旅
この「自己肯定感」という根っこが育つ道のりは、RPGゲームのキャラクターがレベルアップしていく旅によく似ています。誰もが通るかもしれない、4つのステージを見てみましょう。
ステージ1:「自分なんて…」の谷 自分のプレーに自信が持てず、周りの顔色ばかりうかがってしまう。
ステージ2:「あの子はいいな…」の丘 いつも仲間と自分を比べて、「それに比べて自分は…」と落ち込んでしまう。
ステージ3:「僕を見て!私を見て!」の山 「すごいね!」と褒められたくて、いつも誰かの評価を気にしてしまう。
ステージ4:「これが私」の広場 ついに、ありのままの自分をまるごと受け入れられるようになる。ここまで来ると、不思議とコーチや仲間のアドバイスも素直に聞けるようになります。
この旅の道のりは、人それぞれ。焦る必要は全くありません。
強い根っこで、「冒険ランド」へ!
「これが私」と思える強い根っこがあれば、私たちは安心して「揺らぐ」ことができます。試合の勝ち負けや、たった一つのミスに心を支配されることなく、いつでも成長の場所である「ラーニングゾーン(冒険ランド)」へと挑戦し続けることができるのです。
さあ、しなやかな心を手に入れる方法がわかりましたね。でも、私たちの世界の見方を、知らず知らずのうちに歪めてしまう、やっかいな存在がいるのです。
次回の冒険、第8話は「世界の見え方が変わる!『心のメガネ』をかけ替えよう」です。お楽しみに!
