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我が家

 我が家は築47年の中古住宅だ。業者に頼らず、住みながらセルフリノベーションをしている。夫は電気工事士の資格を持ち、私は建築士の資格を持つ。という一見するとなんでも出来そうに思われそうだが、そうでもない。我々は単なる凡人にしか過ぎず、突き詰めると分からないことだらけだ。
 私たちは二人とも会社に属することを辞め、社会から飛び出して、自由気ままをクリエイトを選んだのだが、まず始めたのが自宅のセルフリノベーションであった。
 しかし、たかが住宅されど住宅、一筋縄ではいかない様々な課題が発生している。そう簡単に行くわけがない。その都度、立ち止まり思考し、解決へ漕ぎ出している。まだそれは発展途上だが、少しずつ一歩一歩進んでいる。
 冒頭の写真は業務厨房機器のタニコー製のステンレス作業台なのだが、掃除して、ちょっとした工夫を施して台所のパントリーで使おうかと目論んでいる。


 中古住宅の場合、大なり小なり白アリの被害に遭っていることが多い。我が家もその被害に遭っていたようだ。白アリの姿はなく、食べられた跡が残っているだけで、おそらく従前の家主が駆除を行ったと思われるが、柱の交換までは費用をかけれなかったのであろう。
 ほどなくして空き家になり、我々が購入したのだが、決して失敗したとは思っていない。同様のスペックで、もっと酷い物件もあるなか、比較的状態が良く、水回りはリフォーム済みで雨漏りもない。そして自宅に居ながらOJTに取り組めるなら、勉強と学びがある。
 床の間がある和室の押入が怪しいと思い、周辺の床、壁、天井を下地を残して仕上を取り払ったら、白アリ宴の跡が発覚する。みごとに出隅の柱が食い荒らされ、下地木材までもがやられていた。

押入の壁を剥がしたところ
黒くなっている部分が白アリに食べられた箇所
随分とやられていますね
床を剥がしたところ
土台はなんとか無事のようです
出隅の柱
これは酷いですね
天井裏は雨漏りもなく健全でした

 はて?白アリはどこから侵入してきたのか問題である。よく土中から床下へ蟻道がみつかるのだが、それがない。土台が無事ということは床下からの侵入ではない。玄関の庇を支える桁が外壁を貫通し内部へめり込んでいる箇所があり(赤丸のところ)、外壁のひび割れから雨が入り込み腐朽し穴が空いていた。やわからく食べやすくなった木材を狙って白アリが飛んできたのではないか?だから上から侵入してきたのだろう。

玄関 端材で仮設を組む

 根本原因はわかったので、外壁にめり込んでいる庇の桁を木材で仮設を組み落ちないようにしてから(あくまでも素人の工夫なので鵜呑みにするのは注意)一部を切断し、外壁の穴を雨水が入らないようにとりあえず塞ぐ。

 さて、出隅の柱どうする・・

 通常なら、助けて大工さん!なのだが、我々はDo it yourselfの精神で、自分たちだけでやることにした。結果、得られるものは大きかった。

 出隅の柱は無いもの同然なので、添え柱を補強のため入れることにした。通常、柱は土台と梁に予め設けたホゾ穴に、柱のホゾを差し込む形で組み立てるのだが、改修の場合はそれが困難になる。そんなニーズがあるのか、メーカーはホゾの役割を果たす便利な金物を開発しており、それにお世話になる。

ホゾとは、こんな感じ
添え柱を搬入
ジャッキで少し上げて添え柱を入れる
押入の中は狭くスペースがない
仮の床を作りスライドさせながら叩き込む
白アリが食べた右側はズタボロだ
下部 ホゾ付き金物で固定
上部も同様
右側はズタボロ・・

 出隅がしっかり補強できた。しかし、まだ怪しい柱があったので連続する壁を壊して、下地木材につながる周辺の柱を調査すると、出隅と押入の扉の左側の柱が食われていたが、そこでピタッと被害が終わっていた。良いのか悪いのか何はともあれ良かった。

 長くなりそうなので次回へ続きます。


 本日は自由きまぐれ我が家のセルフリノベーションの巻でした。
 お読みいただきありがとうございます。
 またお越しくださると嬉しいです。

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