バックビートをレイドバックのことであると認識してしまうことの弊害について
そういえば触れていなかった"頭重心のタメ"と
"バックビートのレイドバック"について
いきなり話は飛び、かっこいい曲無いかなと思って日常的に色んな洋楽探してたりするんですが、日本人が謳い文句で、
スネアまでの間(ま)が気持ちい。みたいな書き方をしていて
一個言えるのはスネア自体が間(ま)なわけじゃないですか本来は。要は2,4拍目のポケット
話は戻り、バックビートを勘違いしている人の共通点は何かって言ったら、「2,4拍目に何か秘密がある」と思ってるところだと思うんですよ。
だからスネアを少し後ろにズラすとかっていう発想になるわけじゃないですか。
不思議と自分は、バックビートを知り始めた初期の頃でさえ、スネアをズラすっていう発想には今まで一度もなったことがなくて。そういう次元では最初から捉えていなかった。でも勘違いしている多くの人がなぜかそういう次元で捉えてる。
その人たちは、1拍目と2拍目のあいだに何か「間(ま)」のようなモノがあって、それでそのあとにスネアが鳴っている的な感覚で聴いているってことなんだろうか。っていうのが前置きです
【 Topic061:レイドバック 】
本題です。
たまたまクリックした動画が、ヤバいことになっていたんです。
Aが頭重心でBがバックビートですって言って弾き分け動画を出してる人ってたまにいるじゃないですか。別に今までスルーしてたんですがたまたまクリックしたら、Bの方が気持ち悪いグルーヴになってたんです。
何が起こっているのか分析しよう。って思ったのが今回のNOTEです。
まず頭に浮かんだのが「頭重心とバックビートの弾き分け動画」ではなく、「ジャストの頭重心とタメた頭重心の弾き分け動画」になってしまっているのか?と
今まで私は、それが頭重心なのかバックビートなのかっていう視点でしか見てなかったのですが、あえて、両方バックビートとして聴いたらどうなるのかってことをやってみたんです。
あえてA頭重心もBバックビートも両方バックビートだと思って聴いてみたら、むしろBの方が気持ち悪かった。色んなミスパターンがあるとは思うけどその人に関しては多分レイドバックさせようとして結果頭重心のタメが起こってるんじゃないか。
かなり昔激辛おじさんが出していたけど私はあまり気に留めていなかった"頭重心のタメ"と"バックビートのレイドバック"について
最近の動画と合わせて読み解くと、おそらくそこには拍の伸び縮みが密接に関わってると思うんです
バックビートの1拍目は伸びない拍なのに、頭重心の1拍目みたいにそこでタメてる(揉み手みたいに伸ばしてる)から、むしろAの方がマシなんじゃないか?ってくらいのヘンテコさが生まれる
本人としてはレイドバックのつもりでやってるんだと思うけど、スロー再生したときに違和感が顕著に現れたので、根本的に表拍と裏拍の取り違えで問題が起きてる。
スロー再生はポケットがデフォルメされるというか、もう少し丁寧に言うなら、表拍と裏拍の関係性がデフォルメされる。拍の伸び縮みがデフォルメされる。たぶんそれが正しい言い方なんじゃないかとは思ってます。
(どちらも激辛おじさんによる手法ですが、スマートメトロノーム方法よりもスロー再生方法の方が聴き分け方法としては使いやすいと思います。何よりYouTube上で完結するから楽です)
一回まとめると、私の解釈だと、レイドバックっていうのはバックビートのグルーヴに切り替えた状態で、"意図的に2,4拍内の音が鳴る位置をズラすこと"。普通に考えて、ポケットの入り口付近で音鳴らすのと、ポケットの奥の方で音鳴らすのは自然にコントロールできる。伸びる拍なわけだから伸びしろ内のどこを使ってもいい。
【 Topic062:音ではなく拍の持つ性質に関して 】
拍の長さと音の長さっていう二つのメーターを自分の中に持つことの重要性が、レイドバックという通常とは少しズレたことをやる上で活きてくるということなのかもしれない。
そうなってくると、頭重心のグルーヴのまま、レイドバックさせるというのは、伸びない拍に対して無理やりアプローチするという変態行為なのではないか。
それをやるくらいならまだ通常の頭重心の演奏の方が、それをバックビートとして聞く外国人にとっても違和感が少ないのではないか。
なんかそういうことわざありますよね。生兵法は大怪我のもとみたいな。
(もう一度解釈をまとめると、バックビートというのは2,4拍目を少し後ろにズラすことではない。レイドバックっていうのは頭重心とバックビートの切り替えがちゃんと出来た人がやるべきオプション?であって、それを何もわかってない頭重心の人がやると余計に気持ち悪いグルーヴになる。)
こんな感覚的なこと誰にも伝わらないし、もしかしたらこの感覚自体が間違ってるのかもしれないけど、
・タメは"バスドラからが"長い
・レイドバックは"スネアまでが"長い
なんかこの2つって違くないですか
バスドラ"から"が長いのと
スネア"まで"が長いの
これ意味は一緒かもしれないけど、なんか自分の中では明確に違うんです。うまく言えないですけど
バスドラでタメてからスネアまで行くのと、バスドラにブン!ってぶつかってからゆっくりスネアまで行くの。
例の「ワイパー」
ここでも似た感覚になるんです自分は
最新動画でもやっていましたが、激辛おじさん十八番の激辛ワイパー。
0:18~の技
これも、
じゃ〜じゃ〜,じゃ〜,じゃ〜,じゃ〜,じゃ!
には聞こえないんです自分には
じゃ〜じゃ,〜じゃ,〜じゃ,〜じゃ,〜じゃ!
に聞こえるんですどちらかと言えば
じゃ"から"が長いのと
じゃ"まで"が長いの
シンコペーション(日本語訳:置き換え)がそこで起こっていると考えれば私の中では結構つじつまが合うんですが
【 Topic063:ファイトクラブ 】
あと今回の話とは関係ないのですが、山北さんのバックビートに関する動画はもしかしたら見る必要が無いのかもしれない。
ただ、こちらのバスドラムの踏み方動画に関しては物凄くわかりやすくて、何より抽象さが排除されてて、物理的で感覚的な要素が得られるからめちゃくちゃ良いと思います。
当たり前ですが、激辛おじさんが十数年かけて身に付けた経験と知識が反映された動画の方を大前提、見るべきだと改めて思った。
私たちはもう既に出来上がったバックビート論?を講座的に学べるけど、それを1から作り上げて自分のものにまで昇華させた激辛おじさんのパイオニア度ってえげつないなと思いました。
もし、激辛おじさんが株式会社激辛を立ち上げて激辛スタジオでも作るかってなったら少しでもいいからお金を払いたい。
バークリーの人もアマチュアの人も一堂に会せばいいし、言葉じゃ埒明かないならベースの音圧で殴り合えばいいと思う。
少し付け加えると、このNOTEを読んでいるということは、"ポケットの位置"に関しては完璧に理解して、その次の段階として、聴き分けではなく弾き分けについて何かヒントを探しているんだと思いますが、正直私が最も重要だと思っている動画があります。
この動画の、ナカツカさんと松村さんの会話です。
29:53~特に31:45~31:50部分
プロのナカツカさんでさえ、"ポケットのところでもバウンスさせるときのフィール"が見えていなかったということがこのシーンからわかります。
だからこそ出来てるつもりの独学勢がいかに頭が高いかということも感じるし、もちろんそれは(紫の一番ややこしいNOTEでも書きましたが)当たり前ですが私も当初まったく見えていませんでした。
そしてこのシーン35:31~
ポケットを理解することは重要ですが、ポケットなんかわかったところでバックビートにはならない。上記のシーンは一体何なのか、walkinのイントロとテーマの境目で一体何が起きているのか。それがわからない限り、バックビートにはならない。たぶん二音奏法を理解した時、それはイコール、バックビートを理解した時なんだと思います。
バスドラをポケットに見立てて
ガッカガッカ,ガッカガッカと弾いてみたり
バスドラのバウンスに沿うように
(カ)ガッカガッ,カガッカガッと弾いてみたり
とにかく私は色んなことをやっていました。
激辛おじさんはもちろん、ナカツカさんとMiles Davisにもお金払いたい。
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(チップは全てレッスン代として使います。レッスンで得たことを記事にして還元したい)