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糖尿病一型の、アタクシの医者との付き合い方

こちらのタイトル、アタクシがフォローさせて頂いております「かめ@1型糖尿病」さまのこちらの記事よりお題を拝借いたしましたの
どの記事もとても参考になりますし生活や思考に触れることが出来ます。ぜひ皆様もご覧くださいませ

アタクシは幼い頃に1型糖尿病を発症したので、物心ついた頃から母と一緒に月に一度、病院へ通っていましたの。

中学生くらいからだったかしら。一人で通院するようになりました。

子どもから少しずつ大人になって、お医者様の話していることも前より分かるようになってくる頃ですわね。

ただ、一人で通うようになったからといって、診察で自分の考えを積極的に話していたわけではありませんの。

アタクシは基本的に、先生の話を受け身で聞いていました。

長い間には病院が変わったこともあり、何人もの先生に診てもらいました。

優しげで物腰の柔らかい方もいれば、ちょっとイケイケな雰囲気の方、威厳があって落ち着いた方もいましたわ。

今の主治医は、薬やインスリンポンプ、腕に貼るタイプの血糖測定機器などを、診察の中でさりげなく勧めてくることがあります。

アタクシは以前インスリンポンプを使ったことがありますが、その時は自分の生活には合わないと感じました。腕に貼るタイプの機器についても、アタクシ自身が精度に不安を感じていたので様子を見ていましたの。

そんな時、心の中で「この先生、点数稼ぎが過ぎるんじゃない?」なんて思って、ひとりで笑っていることもあります。

もちろん、本当に先生がそんな意図で勧めているのかは分かりません。ただ、アタクシはそんなふうに受け取って、うまく交わしているという話ですの。

何人もの先生に診てもらううちに、少しずつ分かってきたことがあります。

先生はアタクシが話したことや、診察、検査、カルテなどからアタクシの状態を見てくれている。

でも当然ながら、アタクシの生活のすべてを知っているわけではありません。

仕事をしている時のこと。家で過ごしている時間。何を考え、どんなことを負担に感じているのか。

診察室の外には、アタクシの生活がありますものね。

これは先生を信用していないという話ではありませんの。

むしろ長く通院してきた中で、「先生の役割」と「自分で自分の生活を送ること」は同じではないんだと、アタクシなりに感じるようになりました。

だからアタクシは、先生から言われたことを100%そのまま生活へ当てはめなければならない、という感覚では生きてきませんでした。

インスリン注射を忘れない。低血糖や高血糖を軽く見ない。血糖値を測ったり、自分の体調を見たりしながら、その時その時で自分の生活を回していく。

そして、できるだけ精神的な負担を溜め込まない。

約50年、アタクシ自身はそうやって暮らしてきました。

これは「医師の指示を守らなくてもいい」と誰かへ勧める話ではありませんの。アタクシ自身が、医師との間にどんな距離を作って生きてきたかという話です。

長い通院生活の中で、今でも覚えている先生の言葉が二つあります。

「糖尿病の治療は、薬・運動・食事のバランスを取ることが大事」

そして、

「食べてはいけない物はない。けれども分量は考えて」

短い言葉でしたが、アタクシにはとても分かりやすかったんですの。

それまで、どうしたらいいのかをこんなふうに短い言葉で受け取った記憶があまりなかったので、気持ちが軽くなったのを覚えています。

特に「食べてはいけない物はない」という言葉は、その後もアタクシの中に残りました。

もちろん、これは当時アタクシが診察の中で先生から受け取った言葉です。誰にでもそのまま当てはまる食事の基準として書いているわけではありません。

振り返ると、お医者様との関係って、一度の診察できれいに出来上がるものではありませんでした。

うまく話せなかった日もある。何となく診察が終わった日もある。

それでもまた次の月に病院へ行く。

そうやって何度も繰り返すうちに、アタクシなりの「先生との付き合い方」ができてきたんでしょうね。

立派な信頼関係というより、もっと地味なものかもしれません。

慣れとか、自分なりの距離の取り方とか。

約50年通ってきたアタクシには、そのくらいの言葉の方がしっくりきますの。

この記事で書いたことも、約50年の1型糖尿病生活の中でアタクシが経験してきたことの一つです。


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