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③​​【足関節】部分荷重で差がつく。全荷重で詰まる人の共通点

​【今回のテーマ:数値としての荷重をクリアするだけでなく、免荷期に作った可動域を「荷重下で機能させる」ための統合】

※この記事は足関節の理学療法シリーズの部分荷重期編です。
まずは導入編で全体像をつかみ、その後に各論へ進むことで、臨床の判断が一気に整理されます。
導入編はこちら:足首の可動域制限になる「滑走性」と「足関節戦略」


免責事項

​※本記事は、臨床10年超の理学療法士としての経験に基づく情報提供を目的としており、医療行為ではありません。

※個別の事例は考慮しておりませんので、実際の診断や治療方針については、必ず主治医や所属施設の専門医の指示に従ってください。

※本記事は執筆時点(2026年3月)の知見に基づいています。所属組織とは無関係な個人の見解です。

​はじめに:部分荷重は「体重をかける」だけの練習ではない

​足関節の手術・固定術後、免荷期間を終えて部分荷重が始まると、多くの若手PTは体重計での数値確認と歩行練習に終始しがちです。

​しかし、この時期に最も重要なのは、「免荷期に改善させた可動域を、荷重下でどう機能させるか」という統合にあります。全荷重移行後に「悩まされない足」を作るための実戦的な介入を深掘りします。

​1. 免荷のクセからの脱却と声掛けの技術

​長らく免荷で過ごしてきた患者さんは、一度座った後や方向転換の際に、無意識に足を浮かせる「免荷のクセ」が残ります。これが定着すると機能改善が遅れるため、確実なアプローチが必要です。

​気づきを促す声掛け: 足を浮かしているのを見かけたら「今、浮いていましたよ!」と指摘します。

​マインドセットの共有: 「いきなり生活の全てで足をつき続けるのは難しいですが、ご自分で『あ、今浮かしちゃった!』と気がつけるようになれば、先々ぐんと楽になりますよ」とお伝えし、患者さん自身を主体的なモニターに変えていきます。

​2. 体重計を活用した「攻め」の動的コントロール

​単に「静止立位で体重を乗せる」だけでは、歩行や階段といった動的動作には繋がりません。体重計を「荷流量のリアルタイムモニター」として活用します。

​指定荷重を維持したまま動く

​指定された荷流量(1/3、1/2など)を目盛りで確認しながら、その数値を維持して以下の動作を行います。

​荷重下カーフレイズ: 指定荷重を保ちながら、底屈筋の出力を再学習させます。

​スクワット: 膝や股関節の動きと連動させ、足関節の支持性を高めます。

​深いしゃがみ込み: 免荷期に確保した背屈可動域を、実際の荷重下でフル活用させます。

​ポイント: 動作中に数値が大きく変動しないよう制御させることで、免荷期間中の可動域を実動作へスムーズに移行させます。

​3. 【私の工夫】簡易インソールによる代償の抑制

​全荷重前に「痛みを避けるための不自然な歩容」を定着させないことが、リハビリ効率を左右します。

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