そう言えば、そうかも (発達障害グレーゾーン) ~その1:小学校から中学校~
高校3年生の息子の話。
息子は小学4年生のころ、区の発達支援センターでWISC(ウィスク)検査を受けたことがある。
息子とその妹である娘は5歳差の兄妹だ。
私が子供のころは、発達障害なんて言葉聞いた事がなかった。
今思えば、学年に一人くらい授業中ウロウロする子がいた気がする。
息子が3歳から小学校に入るまで、旦那が単身赴任だったため、私と息子は家で二人でいることが常だった。時短勤務で会社に復帰し、やっとのことで生活していた毎日。活発な感じも、飽きっぽくて、こだわりがない感じも、姉しかいない私には「男の子ってこんな感じ」なんだろうと成長に疑問を持ったことがなかった。
息子は小学4年生になって地域のサッカークラブに入った。同じ年頃の小学生男子を観察する機会が増えた。そして感じはじめた息子に対する
「あら?」「あれ?」「これでいいのか?」不思議な違和感。
会話ができるようになってきた娘との違い。男女の差はあれ、歳が5歳離れている。お兄ちゃん、ずいぶん幼くないですか??
遠足後、机の横に何週間も掛かったままの水筒。
公園のブランコに脱ぎ捨てたままのトレーナー。
気が付かない私も私なのだが、よそ様からご指摘を受けることが多かった。サッカーのルールがなかなか覚えられない。コーチから毎回同じ注意。
ウロウロはしないのだが、空気が読めていない。
とくに可愛がってもいなかったが、息子は妹の歳を知らなかった。
家族に対する関心の薄さ。
悶々とするのに疲れ、担任の先生に連絡をした。
「周りのお子さんに比べて、ちょっと違和感あります。」
担任の先生も、やっぱり違和感。でもちょっと違和感。
私も同じ。ちょっと違和感。
で、区の発達支援センターでWISC(ウィスク)検査という流れ。
仕事を早退し、息子と何回か発達支援センターに通った。
結果は、ワーキングメモリー(短期記憶)が低め、空間認識能力が高め。
綺麗な五角形が良いと言われる、検査指標とは違う感じ。でもIQは平均的です。「大きくなるほどに周りのお子さんと差がつくかも」とカウンセラーさん。特に支援は必要なし。グレーゾーン。
運動神経がよく、足が速かったため小学校時代はなんとか平和。
でも球技は全然できない。体力測定のルールが守れないので万年「B」判定。運動能力もバラつきがち。
周りの子と同じを好み、「僕には進路を選ぶ権利もないのか!!」本人涙の訴えで「中学受験」。集団塾は無理と考え、個別指導。でも勉強はさっぱりしない。塾の勉強も解答を写す始末。このころ勉強をめぐり、大騒ぎ。
ご近所さんから児童相談所に通報された。児童相談所の職員さんの家庭訪問も受けましたよ。別に虐待しているつもりはないが、私のヒステリーもすごかった。ご近所さんからそう思われたなら仕方ない。
職員さんは「ご主人も育児に参加しましょう」と旦那に伝言。
この頃は月の半分出張だったな・・・。
もちろん中学受験は不合格。
中学時代
小学校から引き続き、サッカー部。足は速いが球技ができないのは変わらず、万年補欠。成績は下の上位だったのか!?
得意な教科が何もない。特に国語は酷い。長文が読めないらしい。本も漫画以外読めない。単行本の漫画をいきなり、途中から買う。ちょっと違和感。
いきなり17巻とか漫画の買い方する??
反抗期は特になかった、特に好きなものもない。執着もしない。
そして他人を思いやることができない。
おやつは平等に分けられるもの。美味しいと全部食べちゃうから。
妹は毎年、お小遣いからお兄ちゃんに好物のグミをプレゼント。
でもお兄ちゃんは何もあげない。あげても自分のいらなくなったシャーペンとか。やっぱり違和感。歳の離れた妹って可愛くないのか???
学校生活は平和そうだったが、中学3年時、旦那が再びの単身赴任。
そして再びの地獄。違和感、ムカムカ、イライラの日々。
息子はただただスマホを握り、勉強もしない。寝てるかスマホみているか。
スマホを与えたのは同級生で一番最後。どうなるか知ってたから。
わたしは、発達障害児童を見てくれる塾を探した。そこで言われたのは同じく「ワーキングメモリーが低いこと」「集中力がないこと」そしてその塾はビックリするほど、お高い。
そこに毎日のように通いつめ、ぎりぎり進学校と呼ばれる、中の下の都立高校に入学。本当は私は息子と離れて暮らすこと希望し、地方の寮生活の高校も受験。合格したが、息子が泣いて嫌がって、旦那が結局折れてしまった。
自分は単身赴任中なのに・・・。
息子の塾代で破産するかと思った。そして旦那不在のまま高校生活。
高校時代へ続く・・・・
