【132】 カニクイザルはカニを食わない
(写真は霊長目オナガザル科マカク属カニクイザル)
日本のオオウナギの異名はカニクイ。カニを食うらしい。
インドから東南アジアにかけて広く生息するカニクイザル。和名は英名 Crab-eating macaque の直訳だ。マカクとモンキーの違いは近いうちに説明する。
カニクイザルは植物志向の雑食だが、カニを食う個体がいるのはインドネシアのマングローブのごく限られた地域のみである。カニを食うカニクイザルの写真を漁ったが発見できず、どうにかサカナクイザルは入手した。
南極にいるカニクイアザラシはカニを一切食べない。これも英名 Crabeater seal の直訳だが、語源は不明。中南米のカニクイアライグマ(Crab-eating raccoon)とカニクイイヌ(Crab-eating fox)は、たまにはカニを食うらしい。
カニを食うカニクイザルの近くに棲んでいるカニクイガエル(Crab-eating frog)もカニを食う。こいつは両生類で唯一、汽水域で生存できる特性を持つ。両生類は淡水棲であり、海水に浸かると浸透圧の関係で脱水死してしまうのだ。
カニクイガエルの近くに棲んでいるカニクイマングース(Crab-eating mongoose)は、カニよりカニクイガエルを食うらしい。
次はカニクイマングースを見てみよう。
