【095】 巴紋と太極図
(*写真は巴紋と太極図(陰陽図))
「【021】 電撃 稲妻 熱風」にて、「日本の龍は三本指」の話をしたが、日本人の「三好き」は世界的にもかなり稀だ。三に次ぐ好きな数は「八」。これを深掘りする前に、外堀を埋めて行こう。
チャイナは「四好き」で、たまに「五」が追加される。チャイナでも日本同様に四は死と同じ発音だから、ビルの階や病室に四を使わない、なんて記事を見かけたが、本当にあるとするなら、それは日本のパクリだろう。チャイナには「忌み言葉」や「験担ぎのための言い換え」の文化は見当たらないから。
さて、四好き文化は「【079】 白虎隊と愛しき日々」で紹介した四神が代表例だ。四神が防衛する相手は、
四夷:東夷・南蛮・西戎・北狄
その他には例えば、
四声:四つの声調「平声」「上声」「去声」「入声」
四呼:四つの押韻「開口呼」「斉歯呼」「合口呼」「撮口呼」
四徳
:儒教では、仁・義・礼・智 or 孝・悌・忠・信
:『礼記』の女の四徳は、言・徳・容・功
:『易経』では、元・亨・利・貞
四大美人は、西施・王昭君・貂蝉・楊貴妃。
「【090】 鹿野苑と鹿鳴館」で紹介した『詩経』も四文字区切りが原則であり、この進化形が五文字×四行の五言絶句だ。四行は起・承・転・結となっている。
チャイナ仏教の、
四徳は、常・楽・我・浄
四つの真理「四法印」は、
諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静
四つの諦め「四諦」は、
苦・集・滅・道
四つの無心「四無量心」は、
慈・悲・喜・捨
四つの苦しみ「四苦」は、
生・老・病・死
私は、大乗仏教のおける「四絡み」の概念は、チャイナ発祥だと思っている。四苦八苦は、四苦+愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦で、この四つは日本仏教で追加されたものだと思っている。因みに「四苦八苦」の Wikipedia ページは日本語版しか存在しない。(執筆時点)
それでは、インドおよびシャカ本来の仏教のキーナンバーは何だろうか?
