2025/02/07 糸電話が教えてくれた ひとことの距離
2025/02/07
「一言なんだから、言ってくれたらいいのに…」
そんなふうに思う場面が、職場でも日常でも、時々ある。
そう思うとき、きっと相手も同じように「一言聞いてくれればいいのに」と感じているのかもしれない。
職場でも家庭でも、私たちは日々、言葉の間で揺れ動いている。
察することって、やっぱり難しい。
相手の気持ちを考えながらも、伝える側と受け取る側で温度差が生まれることもある。
「私だったら、ちゃんと言うのに…」
そう思うのだけれど、それはあくまで「私だったら」の話。つい心の中で溜息をついてしまう。
「私だったら言うのに」と相手に求めるより、
「私は聞いてみる」を選んでみるほうがいいのかもしれないなと思った。
結果として「どっちでも気にしないから言わなかった」という答えに、少し拍子抜けしたような、でも何だか安心したような、そんな複雑な気持ちになった。
気にしすぎていたのかもしれない…。
「察する」ことにこだわりすぎず、「聞く」ことを大事にしてみよう!それだけで少し生きやすくなるのかもしれないから。
子どもたちの「つくる」楽しさ
夕暮れ時、娘たちの糸電話が織りなす笑い声が部屋中に響いていた。工作で作った糸電話を、姉妹で引っ張り合うように使い、声を届け合う。その様子を見ながら、私は今日一日のことを考えていた。
長女がたくさんの工作を持ち帰ってきたのだが、その中に糸電話もあって、さっそく次女と二人で遊んでいたのだ。
「もしもーし!」
「聞こえる?」
「え、すごい!」
シンプルなものなのに、まるで魔法みたいに素直に感動し楽しんでいるのが微笑ましい。
次女は、保育園で作った絵本を先生に「絵本作家になれるかも!」と褒めてもらえたのがものすごく嬉しかったみたい。
「続きが読みたい!」と言ってもらえたことが、何よりの励みになったようだ。
"誰かに届けたい"と思ってつくることは、ものづくりの大切な原点。
大人になると、いつの間にか「誰かのために」と思うより先に、「うまくできるかな」と不安が先立つことがある。
でも、まずは「作ってみる」「伝えてみる」って、やっぱり大事なことだよね。
いつもの今日の報告会で…
その日の夜、長女は37巻まで進んだ「ちはやふる」の話を興奮気味に話してくれた。ちはやふるが面白すぎて、語らずにはいられない様子。
次女は、先生からの褒め言葉をまだ噛み締めていて、誇らしげに今日の出来事として報告してくれた。
子どもたちは素直に、まっすぐに、自分の気持ちを言葉にする。
その姿を見ていると、大人になるにつれて複雑になっていく人間関係の中で、私たちは少しずつ「察する」ことを覚え、でもその分「伝える」ことを遠慮するようになっているのかもしれない。
相手を思いやることは、大切だ。
でも、時には素直に言葉にすることも、また違った形の思いやりなのかもしれない。
今日は糸電話が教えてくれた。
声を届けることの素晴らしさを。
あなたは、誰かに「一言」伝えたいことはありますか?
それとも、誰かからの「一言」を待っていますか?
こんな人が綴っています↓
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