2025/05/28 朝ランで学んだ親子の絆 〜夫婦の違いが子どもの選択肢になる〜
2025/05/28
ひんやりとした空気が、背筋をピンとさせる。
目の前には、朝露に濡れた河川敷。
空がゆるやかに明るさを増す中、長女と一緒にダッシュ!
「よーい、どん!」
まだ起きて間もない身体に、胸いっぱいに空気を吸い込むと、なんだか体の奥まで目が覚めていく。
「私、明日の朝から毎日走る!」
運動会で負けた悔しさを、まだ身体のどこかに残している長女が、急にそう言い出した。
軽く準備運動をして、近くの河川敷をダッシュ。
一本、また一本。気づけば5本目。
「短距離は、120%の速さで毎日走るのが大事らしい」と、夫が昨日の夜に調べて教えてくれた。
120%の速さって、どんな感じ?
「全力以上を出し切るってことだよ」と言いながら、
ふたりで笑ってスタートを切った。
朝の空気の中を、ふたりで風のように駆け抜けた。
長女の小さな背中が、まっすぐに前を向いている。
私はというと、足は重く、息も荒く…
でも、心は不思議と軽かった。
走り終えたあとの草むらには、まだ朝露がきらり。
雲の切れ間から差し込む光が、草の一本一本にあたり、まるで「よく頑張ったね」と語りかけてくるみたいだった。
「案外、ママって足速いんだね」の一言で、娘からどんな視線で自分が見られていたのかを知る。
悔しさをバネに挑戦する娘の成長
登園登校前の慌ただしい時間に、次女と約束していたコットンの種を植えてみた。
「今日やらなければ、きっとまた先延ばしになってしまう」という直感があった。
小さな種を手のひらに乗せていると、この種がいつか真っ白でふわふわの綿になることが不思議で仕方がない。
土に埋めた瞬間は何も変わらないように見えるけれど、見えないところで確実に変化が始まっているのだ。植物って本当に不思議だ。
子育ても、きっと同じ。
今日のダッシュも、今日の声かけも、目に見える変化はすぐには現れないかもしれない。
でも、子どもたちの心の中で、確実に何かが育っている。
夫婦の価値観の違いが
子どもにもたらすもの
夕方のチアダンスの送迎をしながら、ふと考えた。
「夫婦で意見や価値観が一致しすぎること」への、ほんの小さな懸念。
もちろん、子育ての方針が揃っていると安心だし、助かる場面も多い。
でも、あえて“ちょっと違う視点”があることで、子どもにとっては「考えるきっかけ」になるのかもしれない、と思うようになった。
たとえば夫は、思い立ったらすぐに動く。
「やってみたらいいじゃん!」
「全力でやれば、なんとかなる!」
そんな直感型のエネルギーに満ちている。
一方で私は…
どちらかといえば地に足のついた慎重派。
「その予定、無理なくいけるかな?」
「続けられそうかな?」
と、先を見通して整えるのがクセになっている。
この温度差に戸惑ったこともあるけれど、最近は「どちらもあっていい」と思えるようになった。
勢いと熱で引っ張ってくれる存在がいるからこそ、挑戦の幅が広がる。
足元を見ながら整える存在がいるからこそ、安心して続けていける。
長女にとってもきっと——
「どっちが正しいか」よりも、「こういう考え方もある」「こういう感じ方もある」という両方を知ることが、選ぶ力につながっていくのだと思う。
「ママはこう思うけど、パパはこんなふうに言ってた」
そんなふうに、子どもなりに咀嚼して、選択肢の中から自分の道を見つけていく。
価値観の違いを、“ちょうどよいズレ”として受けとめていけたら。きっとそれも、子どもにとっての豊かさの一つになるのではないかと思っている。
多様性を受け入れる家族のかたち
夫婦で意見が完全に一致することは、実はあまり自然なことではないのかもしれない。
それぞれが違う個性を持ち、違う経験をしてきた人間同士が一緒に暮らしているのだから、考え方にズレがあるのは当然のこと。
大切なのは、そのズレを「問題」として捉えるのではなく、「豊かさ」として受け入れること。
子どもたちには、多様な視点や価値観に触れることで、自分なりの答えを見つけていってほしい。
完璧でなくても愛情があれば十分
“一致している”ことの安心も。
“違っている”ことの豊かさも。
どちらかを選ぶのではなく、そのバランスの中で、日々を整えていく。
完璧に統一された家庭である必要もない。
ただ、それぞれが誠実に、そして愛情を持って子どもたちと向き合っていれば、きっとそれで十分なのではないだろうか。
綿の種が芽を出すまでには時間がかかる。
でも、必要な水と光と土があれば、いつか必ず美しい白い綿花を咲かせてくれるはず。
子育ても同じ。今日蒔いた小さな種が、いつかどんな花を咲かせてくれるのか、楽しみに待っていよう。
あなたは、最近どんな「違い」に気づきましたか?
そしてその違いが、誰かの視点を変えたり、可能性を広げたりしていませんでしたか?
同じよりも“違うこと”の中に、大切なヒントが隠れているのかもしれませんね。
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
それぞれが、それぞれのペースで。
それぞれの目標に向かって成長している。
全部が、同じリズムじゃないからこそ、
その日その日の“120%”を出している。
正解はひとつじゃない。
また明日も、無理なく、ていねいに。
大切に生きていきましょうね。では、また!
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