2025/05/11 やりとりの花が咲く母の日 〜贈りものと届けたい思い〜
2025/05/11
朝、カーテンを開けると、やわらかな陽の光が部屋に溢れ込んでくる。スッと冷たい空気が入ってきて、深呼吸をひとつ。
今日は母の日。
少し疲れの残る身体を抱えながらも、静かにうれしいことが重なった一日だった。
贈る喜び、受け取る感謝
朝食後、娘たちが少し照れた面持ちで手作りのメッセージカードとハンカチを差し出してくれた。
「ママ、いつもありがとう!」
そっと開いたカードには、日頃の感謝の言葉。
次女のたどたどしいけど愛らしいひらがなが並んでいる。
ハンカチは優しい色味で、角には可愛らしいクマの刺繍が施されている。
昨日、夫と一緒に秘密の買い物に出かけていた理由が、これだったのか。小さな胸に秘めた計画が、こんなに素敵な形になって現れるなんて。
ぎゅっと気持ちがこもっている気がした。
「ありがとう。大切にするね」
言葉にするだけでは足りないような、そんな温かい気持ちが胸いっぱいに広がった。
「喜んでもらいたい」と思い、彼女が選んだ気持ちが本当にうれしい。
色で伝える思いやり
私もまた、母と義母に紫陽花とお菓子のセットを贈った。
「ばぁばは、こっちの青紫の方が似合う!絶対!」
「えー、でもこっちの二色混じりもきれいだよ」
紫陽花の花の色は、それぞれの好みや雰囲気に合わせて娘たちと一緒に選んだ。
ちょっと変わった色味の紫陽花を選んだのは、毎年同じような贈り物ではなく、「今年はこれを選んだよ」という私たちなりの気持ちを表したかったから。
電話越しに届いた「とっても素敵な色ね」「大好きな色だわ!」という言葉に、ホッとする。
贈る側も、受け取る側も、どちらも嬉しい気持ちでつながる瞬間。心がふわっとあたたかくなる。
離れても続く友情の糸
午後には、少し特別な準備も。
チアの仲間であり、良きライバルだった姉妹が、遠方へ引っ越した。お別れから約1ヶ月半が経った。
「落ち着いた頃にお手紙書くね」
約束をしていたので、娘たちと一緒に便箋選び。
長女は丁寧な字で近況を綴り、次女は拙いひらがなとオリジナルのうさぎのイラストを添えた手紙。
私自身が小学生の頃は、よく文通をしていた。けれど、今の時代に、手書きの手紙を交わす経験ができるって、なんだかそれだけで特別だ。
デジタルでつながれる時代だからこそ、手書きの温もりが特別に感じられる。
文字を書いて、封筒を選んで、切手を貼って——
その過程すべてが、相手へのまなざしになる。
明日ポストに投函しよう。赤いポストに滑り込む手紙が、どんな風に受け取られるか、少し胸が躍る。
日々の小さな達成感
朝から洗濯機を何度も回して、寝具も全て洗った。
肌に触れるシーツやカバーがきれいになると心も整う。干したばかりの寝具の清潔感ある匂いが大好きだ。
図書館で次の一週間の読書タイムの本を選び、日用品を補充して、お昼ごはんを食べた後は、あっという間に乾いた洗濯物との格闘。
いくつもの用事をこなしながらも、不思議と心は軽やかだった。
全ての洗濯物をきれいに畳んで、収納した瞬間。
「よし!」と心の中でガッツポーズ。
体調が優れない日でも、少しずつ日常を整えていく喜びや達成感の方に目を向けて過ごすと違ってくる。
夕暮れ時の食卓
夕飯は焼き鮭、野菜炒め、具沢山スープと、派手さはないけれど、身体を労わる優しい献立にした。
焼き立ての鮭から立ち上る湯気と香り。
パリッとした皮の食感と、口の中でほぐれる身の柔らかさ。
野菜炒めの色鮮やかさと、スープからふわりと立ち上る湯気に、一日の疲れが溶けていく。
「いただきます」の声が重なり、ほっとする家族の時間。疲れが出やすいこの時期は、味の濃いものよりも、素材の味がじんわり伝わるくらいが心地いい。
来週からまた忙しくなるけれど、今この瞬間は穏やかで満たされている。
感謝と友情を紡ぐ日々
母の日は「感謝を伝える日」。
母から子へ、子から母へ。
そして友人同士、離れていても気持ちは繋がっている。
文通という懐かしい形の交流が、子どもたちの中に新しい楽しみを芽生えさせている。
便利な時代だからこそ、あえて手間をかける温かさ。
あなたは最近、誰かに「気持ちを届ける」ことがありましたか?
それは、言葉かもしれないし、行動かもしれない。
あるいは、ただ一緒に過ごす時間そのものだったかもしれません。
日常の中の小さな感謝が、明日への活力になる。
やりとりの中で生まれる温かな気持ちを、そっと思い出す一日になりますように。
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
たとえ慌ただしい一日でも、小さな「嬉しい」「楽しい」を見つけられたら、それで大丈夫。
明日もまた、小さな幸せを一緒に見つけていきましょうね。では、また!
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