【詩】暗幕
体育館の片隅で
全部わかったような顔をして座ってる
本当は1+1もわからないくせに
1+2ならなんとなくわかる
答えは1という孤独
何回計算してもそうだった
何回計算させられてもそうだった
"入れてあげなさい"という孤独が
"じゃあどうしよっか"という気遣いが
はじき出されてしまった
体育館の片隅で
全部を覆い隠してくれると信じて
暗幕にある日気を許した
光の届かない世界で
埃と小さく話し合ってた
どうして私たちは見つかったら
どうして私たちは勝手に見つけられたら
"ここから出なさいよ"って言われるの
"ここから出ていけよ"って言われたいのに
うまくはいかないものだねって
体育館の片隅を
全部見渡すことなんてもうしなくていいです
"本当にあなたはそれでいいの?"
もう それでいいんです
