見出し画像

レオの映画鑑賞記録12 【不滅の恋】【白昼堂々】【喜劇団体列車】【はじまりのみち】他


56.2013.【はじまりのみち】
木下惠介伝記映画、作品を全て観ているわけではないのに、ラストに感動した。「男は…」の50作目もヒロイン中心だけでなくこんな感じで、名シーンの連打でもっと激しいものにして欲しかった。ひねりのないエンディングと思われがちだが、その監督や作品に思い入れがある場合、胸に刺さるんだよね。もっともアレは話自体が酷かったから、ラストで補えるレベルではなかったな… ま、それはともかく『陸軍』そして『二十四の…』『わが恋せし…』を観ていて良かった。
浜松市が舞台なので、方言が多く、静岡在住としては面白かった。人夫役の濱田岳が静岡方言がとても上手く驚いた。たいしたもんだ!もっとも東中西の方言がごっちゃ混ぜだが… これは方言指導担当者のせい、しっかり頼むよ!ちなみに26才まで東京在住だったから完璧な標準語?だと思っていた私も30年以上静岡に根付くと学生時代の友人から訛ってると言われる。
木下惠介役の加瀬亮、鼻水垂らしながらの大熱演、しかし私の木下監督のイメージは、兄役のユースケサンタマリアなんだよなァ…

57.1994.【不滅の恋/ベートーヴェン】
私は本当の意味での音楽好きではないし、もちろんクラシック音楽も一部の曲を除き、苦手だ。でも、モーツァルト『アマデウス』もそうだったが、ヨーロッパの街並み、ファッションなどは好きなのだ。やはりドイツ人の血が流れているからか?🥊🐶 吹替が無かったので字幕で観たが、英語だぞ。ま、この手のことはよくあるので仕方ない。優れた翻訳と声優であれば、やはり吹替がよろし。ベートーヴェンの秘書役が、『007リビングデイライツ』の敵役のひとり、懐かしい。物語のどこまでが史実通りかわからないが、不滅の恋人への遺書があること、その候補者が何人かいること、は事実のようだ。それは誰なのか… この映画での答え、ネタバレになるから言えない。そこそこ面白かったよ。
いつも思うが、モーツァルトやベートーヴェンのような後世に影響を与えた音楽家が、現代にタイムスリップして、逆に自分の死後の様々な音楽家の作品を聴いたら、どんな感想を持ち、また評価したんだろう。当時は無かった系統の音楽や、ビートルズやクィーン、まだ西洋に伝わってなかった邦楽、さらにはYMOとか、どう思うのだろう。完全否定か、どハマるか、2択な気がする。

58.1969.【でっかいでっかい野郎】
相変わらず渥美清は上手くて凄いんだけど、演じるキャラに嫌悪感… せっかくの演技力でも、その役のキャラクターが悪いともったいないね。「寅次郎」という愛すべき役のキャラがいかに重要だったかということだな… もっともそれも昭和までで、若い子たちは、めんどくさい奴、ウザい奴、という感想を持つみたいね…

59.1968.【白昼堂々】
名優がたくさん出演しているわりにイマイチ、ここでも渥美清の演じる役は好感を持てない… デパートをターゲットにしたスリ万引きグループの親玉である。不快な話だった。元デパートマンとして万引きの被害に遭い続けたしね。キャラも寅と違って可愛げがないんだよ。この作品での救いはここではなんとヒロインを演じる倍賞千恵子の美しさ!『男は…』で兄妹だったのに、なんと夫婦になる。しかし、倍賞千恵子をより上手く綺麗に撮っているのは山田洋次監督のほうだね。年齢的に同時期だけど、博との柴又駅でのシーンのように素敵に、そして魅力的には撮れていない。野村監督は、山田監督の師匠とはいえ下手だね。素敵な役者も演じるキャラや撮る監督で全然違ってくるという典型的な例だな。原田知世を撮った監督、⚪︎大林宣彦、×角川春樹にも当てはまるね…

60.1967.【喜劇・団体列車】
列車シリーズ前作とは別人の設定で渥美清は鉄道マンを演じる。今度は、四国の国鉄が舞台。より一段と、後の寅さんに近づいている。しかし、スーツ姿でのそれには、寅次郎に慣れている我々は違和感を感じざるをえない。ミヤコ蝶々とも、もうここですでに親子をやってたのね。笠智衆も義理の父親として、あのまんまの笠智衆、マドンナはまた佐久間良子、やはり美しい。東映なのに『男はつらいよ』パイロット版のような話でした… 列車シリーズは、間違いなく50作も続かない…『男は…』の凄さを再認識した。

いいなと思ったら応援しよう!