見出し画像

レオの映画鑑賞記録11 【肖像】【女】【陸軍】他 木下惠介作品


51.1957.【風前の灯】
畑の真ん中に建つ家、夫婦と義理の母親が住む。基本、この家族は悪人ではないが、裏表があり、特に母親はケチで強欲、その家に強盗を企む三人組… 押し入ろうとするとその都度そこへ絶妙なタイミングで、誰かが来る。皆、金の無心やら何やら下心あってのこと。その来訪者も絡み、次々と出来事が… 上手いなー!面白い。爆笑は無いけど、ついクスッと笑ってしまう。そして、人間のいやらしさも描く、秀作!
私の周りにもいましたが、ケチでセコい奴、最悪サイテーですよねー

52.1948.【肖像】
脚本は黒澤明、演出木下惠介、巨匠同士のタッグチーム 二人とも30代後半、今、この年齢でこんな作品を作れる人はいないよ。さすがだと思った。昔の人は凄いと思う。良かった!

53.1948.【女】
悪い男に利用され続けた女の話 男に貢いだり尽くしたりしちゃうんだよね… よく聞くね。その逆もあるね。女性に疎かった男が弄ばれる。
いろんな事件も起きるし、男と女ってわからないなァ〜 
このヒロインを演じた水戸光子は、寅さんの初代おいちゃんと結婚してたことがあるのね… 深い意味はないです。復習していてそれを知り、へぇーと思っただけ…

54.1946.【わが恋せし乙女】
終戦の翌年に公開されるって… まだ娯楽映画を楽しむという状況ではないのに、作っちゃったのね。凄いな…
血の繋がりのない兄妹、兄は妹を好きなのだが、妹には別に想う人がいる、という話 兄を演じる俳優は現代でも通用しそうなくらいカッコいい…若き日の三上博史と柳葉敏郎を足して2で割った感じ。 

55.1944.【陸軍】
陸軍省からのプロパガンダがらみ、しかし公開時はもちろん、撮影時も、知識人は敗色濃厚なことはわかっている。当然木下監督も。そして、戦争そのものが愚かな行為であることもわかっている。戦中の戦意高揚のための映画でありながら、反戦を訴えている。ラストの田中絹代が印象的…それまでの言動を消し去る母親の本音が出る名シーンだ。戦時中にこれを撮影する監督、公開する映画会社も肝がすわっている。タレントやテレビが権力に屈服し、権力者におもね、迎合する今とは大違いだね。
笠智衆、上原謙、東野英治郎が共演、凄いメンバーだ。笠智衆はこの頃からあのまんま、上原謙とともに存在で訴えるタイプ、黄門様はそのイメージがつく前のキャラ
木下惠介作品、連続して見てきたけど、偉大な監督の一人だね。
しかし、40年代は白黒で観にくい。カラーが好き… カラー主流になる50年代以降に戻ろう。

いいなと思ったら応援しよう!