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お不動さんの不思議な引き寄せ

もう10年近く前のことになります。

1月半ばの込み合う高幡不動尊に行ったところ、前職の大手飲食チェーンの創業者のお一人とバッタリ出会いました。

高幡不動がある日野とは反対側の東京にお住まいで、その日はちょうど初詣にいらしていたとのことで、久しぶりの邂逅に強い巡り合わせを感じ、お手紙を書きました。

そして数日後、手紙で一通りの思いを伝えられたことに満足していると、思いがけずご連絡をもらいました。

「会長(もう一人の創業者、その方のお兄様)の喜寿の祝いをするので、再来週インターコンチにおいで」

恐縮しながらお伺いし、素晴らしい時間を過ごしました。


それから10年。

風の便りにその方は故郷の佐渡島に戻り、ふたたびイチから飲食店を始められたと聞きました。

昨年入ったアルバイトの女性が佐渡出身ということで、何気なく聞いてみました。

「昔いた会社の創業者が佐渡出身で、今お店をやっているんだけど知ってる?」

すると彼女は驚いた顔で、
「えっ、それ実家のすぐ近所です」

てなわけで。10年ぶりに手紙を書きました。

あの時、お不動さんのお導きで巡り会えたとの思いを込めて、高幡不動尊の便箋と封筒にしたためました。

そしてその女性の帰省に合わせ、手渡したのが6日(金)の仕事終わり。

翌7日(土)に帰省し、おそらく夜、ご家族との食事を兼ねて渡してくれたのでしょう。

それから二日後の今日9日(月)のランチ前、届いた荷物にはーー。

その方の著書が6冊。
しかも一冊一冊に、すべて違う直筆のコメントが添えられていました。

そして。

なんと私と同じ高幡不動尊の便箋と封筒で、熱く思いの詰まったお手紙も同封されていました。

以前、創業社長(その方のお兄様)に、
「仕事の成果とは、重量×スピードである」
と教わりました。

一代で小さな焼き鳥屋から、一部上場の飲食チェーンを築き上げたその方の、サラリとした、それでいて心に響くご対応に度肝を抜かれました。俺はまだまだだなぁと思い知らされました。

頂いた本は実は全て持っているのですが(内緒)、改めて読んだあと、従業員のみんなにも読んでもらおうと思っています。

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