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自分styleの歩き方-work as life 人生100年時代の新常識「WPP理論」でつくる、老後の資産形成ロードマップ

「老後資金2,000万円問題」が話題になりましたが、実は一律の正解はありません。そこで提唱されたのが、日本年金学会元会長の谷内陽一氏らが提唱するWPP理論です。

1. WPP理論とは?

WPPは、老後の生活を支える3つの柱の頭文字を取ったものです。
• W(Work longer):長く働く
まずは長く働くことで、資産を取り崩す時期を後ろ倒しにします。
• P(Private Pensions):私的年金
公的年金が始まるまでの「つなぎ」や、上乗せ分をiDeCoや企業年金で準備します。
• P(Public Pensions):公的年金(の繰下げ受給)
終身でもらえる公的年金を「繰下げ」によって増額させ、一生涯の安心を確保します。

通常の年金準備との違い

これまでの考え方は「60歳で定年し、貯金を切り崩しながら年金をもらう」というものでした。しかしWPP理論は、**「公的年金を最強の保険(終身年金)として最大化させること」**をゴールに置く点が画期的です。

2. 資産形成の「武器」を知る

公的年金の「上乗せ」手段

• 国民年金基金:自営業者等の上乗せ年金。終身年金が選べるのが最大のメリット。
• 付加年金:経営者やフリーランスの国民年金に月400円プラスするだけで、受給額が「200円×納付月数」増える、極めてコスパの良い制度。
• 小規模企業共済:経営者やフリーランスの「退職金」。掛金が全額所得控除になります。

私的年金・資産運用の手段

• 企業型DC(企業型確定拠出年金):会社が掛金を出してくれる制度。マッチング拠出(自分でも上乗せ)ができる場合は積極的に活用しましょう。
• NISA(少額投資非課税制度):運用益が非課税。WPPの「P(Private)」の部分を担う、最も柔軟な資産形成手段です。
• 個人年金保険:民間の保険会社で積立。強制力はありますが、利回りはNISA等に比べると低めです。

3. ロードマップ•アクションプラン

【ケースA】サラリーマン(会社員)の戦略

厚生年金があるため、ベースは厚めです。
• 現役時代:
1. 企業型DCまたはiDeCoで節税しながら積立。
2. 新NISAの「つみたて投資枠」でインデックス運用を継続。
• 60歳〜65歳(Work):
定年後も再雇用などで働き、給与で生活。資産を減らさない。
• 65歳〜70歳(Private):
仕事をセーブ。不足分をNISAや企業年金(一時金・年金)で補う。
• 70歳以降(Public):
公的年金を70歳(75歳まで繰下げ可能)まで繰下げて受給開始(42%増額)。これにより、亡くなるまで高水準の年金が保証されます。

【ケースB】フリーランス(個人事業主)の戦略

厚生年金がないため、自ら「2階建て部分」を作る必要があります。
• 現役時代:
1. 小規模企業共済とiDeCoをフル活用(全額所得控除のため)。
2. 国民年金は付加年金も加入。
• 60歳〜70歳(Work & Private):
フリーランスには定年がないため、できるだけ長く現役で稼ぐ。不足分を小規模企業共済の受取やNISA(資産運用は、なるだけ原資産を取り崩さず増えた分の一部を取り崩す)で補填。
• 75歳以降(Public):
公的年金を最大限(75歳)まで繰下げる(84%増額)。基礎年金額が少ない分、この増額率が一生モノの盾になります。

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