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横回転アームの対策


かわロボでカテゴリされる横回転アーム
強いですよねw
あの鎌に苦手意識を持っている方、たくさんおられると思います。
てなわけで自分流の横回転の対策を今回は書き連ねていこうかと思います。



横回転アームを理解する

2024年現在でトレンドとなっている横回転は上下動ユニット付きの4ch横回転となります。
この特性を理解するにはまず実際に作ってみて自分で操作してみるのが一番わかりやすいかと思います。
実際に作って使ってみた特性や感想についていくつか挙げていこうかと

一般的な横回転機体

強みとしては
・脚や側面、上面等の防御しづらい箇所を攻撃できる
・対策してない機体は鎌回すだけで勝てる
・正確に狙いを定める必要が無い
・手数が多い
・リーチが長い
・山を盾にし戦える


雑に狙っても刺さるのが、普段シールド使ってる身からするとかなり強い
今年の本大会前で仮想横回転敵として練習相手を努めてたときは狙って振ってたけど、大体の人はブンブン回すだけでもそのうち刺さる。
対策されづらく、遠距離から一方的に殴れ、かつラッキーパンチも起きやすい
そりゃ強いわ…

弱みとしては
・精密な狙いをつけづらい
・鎌が刺さり辛い形状はそれだけでも脅威
・重量物を上下させるのでバランスが崩れやすい
・4ch操作が難しい
・鎌、上下動、カウンター等の位置管理が大変
・左右非対称で攻められたくない方向がある


つけ入る隙は主にこのあたりかと


対策 構造編

まずはロボの構造、設計的な対策から紹介

隙間を減らせ 噛まれる箇所を減らせ

横回転の鎌は素の状態のかわロボだと食いつく箇所だけです。
何よりもまず食われる箇所を減らしましょう

肉抜きに対して
外に近いフレームはできる限りポケット加工等で通せる箇所を減らす
加工が手間、重量が… という場合はポリカの薄板をネジどめでも良い

ポリカギアカバー

特に↑のようなギアや致命的な駆動部に鎌が入ると破損のリスクがあります。
覆っておけば鎌の他にもロッドが刺さることもなくなり、トータルでの事故も減るのでできる限り覆いましょう。

脚やギアボックスのカバー

PPシート等が使われることが多いですが、そこも若干の隙間で十分刺さります。
見栄え上隙間がなくても柔らかければ鎌が触れた際に変形して刺さるので、PPシートと結束バンド止めは食われる可能性が十分ある
なんなら結束バンドも食われる

なので最近やっているのが
・ポリカのt2ではめ込み装甲
これだと変形しづらく堅牢 ただし重くなりがちなのと材料費が…
・PPシートを溝にはめ込む
0.75厚のPPシートに対して1ミリの溝をフレームに彫り込み、そこにシートをはめ込む。
結束バンドの穴やフレームとの隙間が無いためとても刺さりにくい
ポリカと比べると強度は劣るので定期的に交換は必要
φ1のエンドミルを使う必要があり手間ですが、それに見合うリターンはあると感じています。

t2はめ込み装甲
PPシートはめ込み装甲

最近だと3Dプリンタ―を活用して一体物にしたりカバーを作るのもいいかもしれませんね。

また、脚の側面もできる限り覆うのがベター
フレーム自体を大きくしてもいいのですが重量を食うので、脚先の軌跡から数ミリオフセットしたPPシート等のガードをねじ止めすると良い
思っていたよりは走行の邪魔にならないです
脚の形状や隙間によっては破損、変形した後に脚に巻き込んでロックすることもあるとのことで注意

脚サイドガード

電装カバーも やわらかい素材だと変形、破ける可能性が高くなるためできるだけ避けること。(クリアファイルは特に弱いので論外)
側面の隙間から刺さる可能性があるので、端は折り曲げ等で鎌の軌道から刺さりづらくするのも良い。

端を折り曲げて露出減

ダンパーやサス部も露出しがちなので、できる限り覆うように
構造上、完全には覆えないことが多いとは思いますが上部にppシートでカバーをつけるだけでも事故の可能性は減らせます。

ダンパーガード

ダンパーは噛みやすい形状をしていてかつ細いので、鎌でぶん回されると高確率で壊れます。
なおスプリングも回されると伸びて使い物にならなくなります。
喰われたときラウンド間で修理するリスクを考え、交換しやすいような構造にしておくと良いですね。

死んだダンパー
鎌を食らって変形したスプリング

極端な話ですが、鎌がt3が主流である現在だと、φ3の穴ですら刺さる可能性はあります。(実際ポリカ側板のφ3に刺さって回されたこともあります)
それぐらいだと回された後で抜ける可能性もありますが、隙間や穴が大きければ大きいほど、鎌の返し部に噛んで抜けなくなる可能性は増えます
特に機体の外側に近いほど隙間は極力なくすのがベター
できれば 1.5mm以上の隙間を作らない φ4以上の穴を残さない ことを意識すると良いと思います。

カウンターやロッド部に関して

できるだけ丸軸やパイプを採用し、噛みづらい形状にする。
私が小型機に採用しているのは、角形状のカウンターにステンレス丸パイプをかぶせて回転するようにしています。

ステンパイプカウンター

ただこれも過信はできず、変形すれば噛むこともありますし、
ロッドやカウンターのような長物であれば2枚の位相をずらした鎌が両方かかれば高確率でねじられます。
位相をずらした2か所がかかることによりベクトルが変わり、斜め方向に噛むのが要因かと考えています。
自分も横回転を使うとき相手が丸軸アームの場合は外鎌と内鎌の2か所で喰うことを意識してます。
サブミッションみたいですね。


フルクロス

フルクロスはただ着けるだけでははがされるし、どれだけ丈夫につけても剝がされる可能性もあります。
あくまで補助防具と考えた方が良いでしょう。

フルクロスの付け方等も考える必要があります。
電装カバーのリピートタイ1か所と合わせて止めてるのをよく見かけますが1か所だけだとそこを中心に回りやすく、めくれる、ちぎれる可能性も高くなります。
試合中にフルクロスが外れたり取れかけたりしてるのはこのパターンが多いですね。
なので、しっかり固定する場合は最低でも2か所で止めるようにしましょう。
2か所止めればズレる、回るという状況はほとんど無くせます。
そのうえで、リピートタイをカバーしましょう。
細身の結束バンドなら鎌が刺さったときにちぎれてくれる可能性はありますが、太いリピートタイだと、刺さったまま抜けずにデスロールされる可能性があります。
テープとppシート等で側面からさらわれないように簡易ガードをつければ刺さる可能性は減らせます。

フルクロス

なお、シールドの場合ですが、可動部の根元を食われることが死因として多いので、シールド上部から伸ばす簡易フルクロスを別で用意しましょう。
私は取り外しが面倒 致命傷を一回避けれればいいと思ってるので、マジックテープで固定しています。

アーム保護カバー

なおどちらも走行の邪魔にならないように地面からの距離はある程度あけましょう。
ベタ付けにすると防御力は上がりますが、その分走りづらくなります。
人によってはサイドを2枚に分けることで、1枚目がめくられても刺さりづらいようにしている方も
その辺の仕様は形状は各々ということで。

フルクロスに関して、がっちり固定する人、マジックテープで簡易的に固定する人等様々いますが
なんにせよどれだけ覆っても刺さることもあるので、過信しすぎないことが大事だと考えています。


対策 戦闘編

まあ主に小型シールドでのですが、他の機体でも共通することがあるかと

距離を測れ 目で良く見ろ

相手の鎌との距離を目視で測ることは必須
鎌が届かないギリギリの位置をキープできるようにする。
慣れなければギリギリじゃなくていいので、鎌が届かない距離を把握しそこで立ち回れるようにするのが大事

あと、鎌が先端と中間で2枚以上ついているタイプについて
その間の幅を抜けれるか、相手がどういったセッティングにしているかは試合前によくみて確認しておきましょう。
小型機やサイズ次第では間をすり抜けれますが、目測を見誤ると食われます。
内側に鎌がついているほうがインファイトには強いですが、山を挟んで鎌を回すことが難しくなります。
中間の鎌の位置や有無しだいで想定されるリーチや戦闘位置が変わるのでよく確認しておきましょう。

最終的にシールドを差し込み殴る、もしくは押し出すのはボディですが
近づくため鎌の攻撃をフットワークですり抜ける必要があり、そのためには鎌をしっかりと目で捉える必要があります

フルクロスや外装はあくまで攻撃を食らってしまったときの保険と考え、基本的には脚で躱しきれるのが理想的ではあります。

大型シールドとかで面積があるフルクロスだと鎌を上に乗せてゴリ押しもできるんだろうけど、小型シールドはボディごと食われる可能性ががあるので…

揺さぶれ ミスを誘え

まずはフェイントを混ぜつつ十字山を挟んで左右に揺さぶります。
向こうも鎌、ボディを左右に合わせきますが、反応が遅れてが詰まったら突撃する。
十字山の向こうから回してくるようであれば、鎌の届くか届かないギリギリの位置まで下がり、相手の回転を誘発する
鎌を回して十字山に引っかかってくれて止まればそのまま切り込む、あわよくば自滅を狙う
鎌自体がデカいタイヤみたいなものなので、そのまま回って意図しない方向に首を向けることもあるのでそうしたらチャンス

あとですが、大体の横回転にいえることが焦れば焦るほど鎌をぶん回しがちということです。(自分もそう 全然刺さらないと焦ってぶん回す)
鎌を回すほど手数は増えるしラッキーパンチの可能性は増えますが、その分障害物にかかる等のミスも増えます

機体全体を見ろ

業を煮やして山越えしてくるときがあります。
鎌だけ注視してると見逃しがちですが、山越えするときには必ず脚を乗せる起こりの動きがあります。
それを見逃さず、冷静に鎌がかからない範囲に移動し避けること
また、山越えの姿勢は不安定なので隙も生まれやすい。
山越えで足を踏み外して山の上で腹を擦って浮く、着地後にバランスを崩す、鎌やカウンターが障害物にひっかかり動きが止まる 等

なお、鎌の上下動を稼働させると重心が大きく動くのでバランスを崩し、隙を生じやすいです。
山越えしながら鎌を振り下ろす等、無茶な動きをすると鎌を残して後ろ側のボディーが浮いてしゃちほこ状態になったりしがち。
そのまま勢い余って場外に鎌やカウンターが付く選手もちらほら見かけます
バランスが崩れたら近づいて殴るも良し、位置次第では押しだして場外を狙うもよし

カウンターの長さも確認事項です。
長いほど踏ん張りがききますが、場外につきやすいリスクがあり
短いほうはその逆となります。隙は減りますがパワー感が減ります。
これによって相手の立ち回れる位置や範囲も変わってくるのでよく見てから行動しましょう。

4chの上下動付きの横回転は管理する箇所が多いので、鎌だけでなく機体全体を見て、生じたミスや隙を見逃さないのが大事です。


攻める方向を考える

攻める方向ですが、カウンター側を攻めるのが定石になります。
理由としては二つ
・カウンター側から攻められると、鎌を正面にとらえたときにカウンターがリング外側になるため、鎌を回した際に場外についてしまうリスクがある
・鎌を回した際に、ひねられるのはカウンターの逆方向なので、仮に鎌が刺さって投げられたとしても投げられた先がリング内なので、深く刺さらなければ復帰できる可能性が高いことになります。
ただ、あくまで定石なので心理戦等も考えると別問題ということで
今主流の横回転は右側にカウンターがついているので、反時計回りで攻めると不利かと思われますが、小型機は左回りが最短ルートなので開幕速攻をかけ態勢を整える前に倒す というのも手ではあります。
(左カウンターの横回転をあまり見なくなったのは速攻に弱かったのが要因ですね)
このあたりはどちらのルートでも安定して攻めれるように練習しておきましょう。

また、鎌の真下や内鎌と外鎌の間を駆け抜けるときにもいえることがあります。
鎌の回転方向に対し、逆らう方向の方がもちろん刺さりやすくなります。
逆に鎌の回転方向に沿うように走れば、鎌の回転速度よりも速ければ刺さらず、仮に刺さったとしても深く刺さらず抜ける可能性も高くなります。
流れに逆らわず身を任せるのです…
わかってても実践は難しいですが、理屈として覚えておくだけでも違ってくるかなと

矢印の方向であれば噛みづらい

止まるな 常に動け

無駄な動きを続ける というわけではなく 相手に狙いを定めさせないのが目的。
刺せる隙間をできるだけカバーしておくと、相手としては狙う位置を考え定める必要があります。
横回転はただでさえ正確な狙いを付けづらい機体なので、動き続けることで狙いを付けさせないように立ち回ります。
あと個人的にガン待ちが嫌いということもあり

鎌を弾く

これは私の小型機だとあまり実践できないので他所の機体を参照に
相手の鎌自体を高火力、高スピードで跳ね上げてしまうという戦法

シールドタイプだと鎌自体をしっかり乗せる幅の広さと、高スピードとパワーが必要 
一番理想的でわかりやすい例がレパード
実践するには高火力に耐えるアームのギア もしくは制御が必要

回転シールドやブレードだと、高速回転による遠心力で鎌を殴りカチあげてダウン、場外を狙う戦法
ただ、どちらも高速回転させておかないと鎌が噛んでしまいやすい形状であることと、現状復帰があまり強い機体が多くなく、長期戦に持ち込まれるといずれ噛まれるような場面が多い

どちらも特殊技能が必要なのと、来年のルール改定でモーターの4個制限がかかるのがかなりネック

小型シールドでやると、鎌を弾いて一瞬浮かして、その間にボディに潜り込んでもう一撃叩きこむというのが通常かなと

他にもロングロッドでわざと噛ませて吊り上げる等のテクニックはありますが、正直そちらは専門外なので解説は専門家にお任せします…


ビビるな

ここにきて精神論かと思いますがむしろ一番大事。
苦手意識で委縮し脚を止めてたらそれこそ思うつぼで、適当に鎌を回されててもそのうち食われて投げられます。
警戒するのはいい ただ、ビビッて止まったままスタート位置付近で回されるくらいなら突っ込んだほうがまだワンチャンある
予想外の行動に反応が遅れて回される前に投げれるかもしれない…
横回転の強みとしては遠距離から一方的に有利とれることで、ガチガチに装甲固めた相手が何も考えずに距離を詰めてくるだけでもかなり焦ります…
(あと、細かく躱す自信がないなら、さっさと突っ込んだほうが鎌の攻撃による施行回数を減らせるってのものあります)

まずは気持ちで負けないことが大事


割り切れ

これだけ対策しても100パーセント隙間や食われる場所をなくすことはできません。
適当に振った鎌が上手く刺さりラッキーパンチが起きることもよくあります。
対策をやり尽くしてそれでも負けることもあります。
そういう日だったと割り切りましょう()

立ち回りが足りてなかったり、食われたり刺さった箇所が明らかに問題があった場合は反省し改善しましょう

まとめ

横回転相手の対策ですが、簡単にまとめると
構造的に食われる箇所、可能性を限りなくゼロに近づけたうえで
相手をよく観察し考えて戦う

ということになります。

ただ、立ち回り編で紹介した内容で
距離を測れ 目で良く見ろ
揺さぶれ ミスを誘え
機体全体を見ろ

の部分は特に目や勝負勘に頼る箇所が多いので
久しぶりの試合や朝イチの試合だと全然実践できずあっさり負けることがあります。(朝イチの横回転が一番苦手…)

自分のギアが上がってる大会の中盤~終盤ぐらいだとよく見えるんですがね
アドレナリンとかも出てるんでしょうかね

他の機体が相手でもいえることなので、ウォーミングアップや定期的に試合をし、勝負勘を鈍らせないことが重要になります。

実戦練習あるのみ

対策を練ろうが、結局最後にモノを言うのは基礎トレーニングです。
自分の理想の動きができるように操縦練習を積み重ねましょう。

また、苦手意識をもってし対戦を避けてるといつまでたっても勝てるようになりません。
なんなら横回転を見かけたら積極的に挑んで実践し経験値を貯めましょう。
(まあフリーバトルで換装が面倒だったり、フルクロスやら対策してないと破損しやすいというのはありますが…)
横回転を使い慣れてて加減できそうな方や先輩にお願いして練習を積むのが良いかと
ウイングやカウンターをねじきられるくらいは覚悟しておきましょう
あらかじめ引っ掛かりそうな部品は覆うか外すのがベター

正直、全盛期の回転シールドとかと比べるとぶっ壊されるリスクなんて全然低いですよHAHAHA!!


以上、自分なりの横回転対策でした


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