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骨董屋との交渉

昔、大分で仕事をしていた時です。
大分には当時、「パルコ」がありました!

「パルコ」は文化を都会から運び、美大生だった頃、大変芸術的に勉強になったものです。
(今はもう無くなって、空き地になっているのが悲しい💧)

そんな「パルコ」はいろんなものを大分に運んできました。
スペースが少なかった「パルコ」では、よく駐車場の1Fでイベントをしていました。
そんなイベントの一つに、関西方面からの「骨董市」がやって来る事がありました。

スタイリストという仕事柄、古い日本のよき文化財を手に入れる事は大事でした。
大分ではその頃、「別府」に骨董屋が何軒かあり、ある“骨董屋”の店主とは友達になり、たまに商品をお借りしたりしてお世話になっていました。(昔懐かしい和食器など)

私自身も骨董品は好きなもので、個人的にも気に入ったものを購入したりしていました。

ですからたまにある、パルコの「骨董市」は毎回楽しみにしていたのです。

皆さんは、“骨董品”を買う時どうされていますか⁈(買う事ない人多いでしょうが、、、💧)
別府の“骨董屋”ではたいがい安いのです。
で、ちょっと高いものは店主が
「それ、キリのいいとこの値段でいいよ。」
と、馴染みの客なので値を下げてくれる事がよくあります。

初めてパルコの「骨董市」にいった時のことです。
駐車場の地面にマットをひいて、いろんな商品が並んでいました。
主なものは、食器、ガラス類、古いハガキ、装飾品、着物など、時代から言うと昭和40年より前、と言ったところでしょうか。

京都など、朝市などで「骨董市」があったりしますが、大分の様なところでは滅多に無いのでワクワクでした。

流石に滅多に来ない「骨董市」で、平日の昼間でもまぁそれなりの人手でした。
ぶらぶらと見て回っていたら、どこの店も呼び込みをしていました。それも関西弁で❗️
ちょっと品の無い店主もいましたが、品物はなかなかの値段で、手が出ませんでした❗️

ある店の前で、ちっちゃな醤油皿を見つけました。
とても古くて、色も禿げかけています。
決していい物では無いのがわかります。
三個、同じ物がありました。
形はひし形でいかにも昔、我が家にも似たようなものがあったなぁと興味をそそられ触って見ていました。
醤油皿なんてあっても仕方ないけど、なんとなく気になり、他の商品も見ていたのですが、結局戻って見ていました。

すると店主も気づき、
「それ、とても古い物ですよ❗️」と解説を始めました。
「戦前ですか?」と聞くと
「そうです。」との答え。

それでも、ちょっと値段が高く、ちゅうちょしていました。
すると、
「〇〇円でええですよ」と言ってきたのです。
うーんとまだ決心出来ずにいると
「三皿で、〇〇円だと、どないやろ」
うーん

「じゃあキリのいい、〇〇円では、、、」
うーん

「え〜い、三個まとめて、〇〇円にしたるわ!」
それでも、黙って見ていると、

「ほんま、大サービスや、〇〇円で、どないや⁉️」と言ってきたので、
「そうですね、それなら」と交渉成立で買いました。
「お客さん、交渉ホンマに上手やなぁ」と醤油皿
三皿を一皿分の値段で購入しました。

いえ、黙って見ていただけです❗️
一言も交渉していないのに、
“交渉上手”と言われ、『そうなのかしら⁉️』と思った次第です。

その後、その醤油皿はずっとそばにあり、何かと縁を感じています。

その醤油皿!
手書き模様が
可愛く感じます♪

ね!
古くて決していい品物では無いのですよね!
何故か気に入ってしまった物です。
多分、他の人が見ると、魅力なんて無いと思います。が、
“骨董品”て、そんな物ですものね❗️






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