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職場で消耗した僕が、雑談を3年間観察して本を書いた理由

僕はかつて、自衛官として働いていました。
47歳のとき、転勤と昇任が重なり、現場の実務だけでなく、部下を指導しながら上司の指示にも応える、いわゆる「板挟み」の立場になりました。
その年には、部隊全体の成果が厳しく問われる大きな行事もあり、心身には強い負荷がかかっていました。
なんとか乗り越えたものの、異動先で僕はさらに大きな壁にぶつかりました。

仕事よりつらかった「職場の空気」

新しい職場では、誰かをいじって笑いを取る会話や、毒のある冗談、先輩が部下を「苗字+階級」で呼ばずに「おまえ」と呼ぶようなコミュニケーションが日常的にありました。
僕は、そのノリにどうしても馴染めませんでした。
誰かを下げて笑いを取ることもできない。
自分がいじられてもうまく返せない。
ただそれだけのことで、職場にいる時間がどんどん苦しくなっていきました。
「自分が弱いからだ」
「もっと明るくなれればいいのに」
そう思い込み、仕事量を増やして無理に埋め合わせようとしました。
でも、限界は突然きました。
心も体も動かなくなり、僕は3ヶ月の休職をすることになりました。

復職後、部屋の隅で始めたこと

復職後、上司のメンタル面での配慮もあり、事務作業中心の部署へ異動しました。
そこで僕は、部屋の隅で静かに仕事をしながら、そこの部署の独特の雰囲気を感じ取りました。
そこの部署では、自然に人の輪に入り、場を和ませ、軽やかに雑談できる人たちが何人もいました。
今まで上司の指示だけこなせばいいと思って生きてきた僕には理解できない世界でした。
でも同時に、こうも思いました。
「わからないなら、観察してみよう」
そこで僕は、職場で交わされる雑談や会話の流れを、毎日のようにメモし始めました。

3年間メモしてわかったこと

この習慣は、3年間続きました。
感情を交えず、できるだけ客観的に、会話のパターン、人間関係の力学、場が和む瞬間、逆に空気が悪くなる流れを記録し続けました。
その中でわかったのは、
内向的な人が、無理に外向的になる必要はない
ということでした。
雑談が得意でなくてもいい。
場の中心にいなくてもいい。
自分の特性を理解し、消耗しにくい立ち位置を知れば、人はもっと楽に働ける。
そう気づいたのです。

同じように苦しむ人へ

世の中には、

  • 雑談が苦手で浮いてしまう人

  • 職場のノリについていけず疲れる人

  • 気を使いすぎて消耗する人

  • 自分を変えなければと思い詰める人

が、少なくありません。
昔の僕も、その一人でした。

だから本にまとめました

3年間の観察記録と、そこから見えた「内向型の生存戦略」を、一冊の本にまとめました。
もし今、あなたが職場で言葉にしにくい生きづらさを感じているなら。
この本が、その苦しさを少し整理するヒントになるかもしれません。
興味を持っていただけた方は、ぜひ手に取っていただければ嬉しいです。


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