優秀な人ほど、転職を匂わせずに辞める
土曜日なので、少しゆるめの話を。
これまで転職も見てきたし、自分も何度か経験してきましたが、だいたいの人は「転職を決めてから報告」しますよね。
相談ではなく、決定事項として。
「実は転職を考えていて…」ではなく、
「次が決まりましたので◯月末で退職します」というやつです。
これ、ある意味“常識”になっています。
でも冷静に考えると、ちょっと不思議です。
なぜ「相談しない」が常識になったのか
転職業界ではよく言われます。
「先に会社に相談しないほうがいい」
「止められるだけだから」
「決まってから言うべき」
これ、ビジネスとしては合理的です。だって途中で止まられたら困るから。
でもその結果、「転職は水面下で進めるもの」「決まったら伝えるもの」という文化が広がりました。気づけば多くの人にとって“相談しない”がデフォルトになっている。
でも本当は、もっと前からサインは出ている
優秀な人ほど感情で動きません。静かに考えます。
夜に考え、土日に考え、家族と話し、友人と比べる。
そしてある日、決断が固まる。
でもその前に、何かしらの変化は起きています。
雑談が減る。
キャリアの話をしなくなる。
会社の未来に対して熱量が下がる。
ただ、それに気づけるかどうかは、普段の関係性次第です。
優秀層ほど、流出リスクは静かに高まる
ここが少しだけ怖い話です。
優秀な人ほど、市場価値があります。外からの声もかかります。エージェントとの面談も特別なイベントではありません。
そして優秀な人ほど、「会社に残る理由」と「外に出る理由」を冷静に天秤にかけます。
不満をぶつけることはありません。騒ぐこともありません。
ただ、静かに比較し、静かに判断する。
だからこそ、流出リスクは表に出にくい。
「問題が起きていない=満足している」ではないということです。
「相談してもいい」と思ってもらえる関係性
もし普段から、
キャリアについて普通に話せる
「このままでいいのかな」と言える
会社の外の話もできる
そんな関係性があれば、転職は“決定事項”ではなく、“相談”として出てくることがあります。
私自身、部下から転職の相談を受けたことがあります。
会社には報告せず、私の中に留めました。
そして結果として、転職を後押ししたこともあります。
それが会社にとって最適だったかどうかは分かりません。でも、その人にとってはベストだと思えた。大事なのは、利害関係ではなく、その人の将来を本気で考えられるかどうかだと思っています。
それが伝わると、「この人には話せる」という信頼が生まれます。
「言ってくれなかった」ではなく
優秀な人は、揉めません。騒ぎません。黙って決めます。
だからこそ、「言ってくれなかった」ではなく、「言えなかったのかもしれない」と考えたほうがいい。
相談しても止められるだけだと思われていないか。
キャリアの話をする余地を、こちらがつくれているか。
土曜なので、少しだけ立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません。
あなたのチームでは、キャリアの話、どれくらい自然にできますか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。
優秀層の流出や、任せ方・評価設計については、有料記事でさらに具体例や実践ステップをまとめています。
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