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新科目「情報Ⅰ」詳説-第三章 コンピュータとプログラミング:大学入学共通テスト新教科「情報」を知る6

今回は、2022年度の学習指導要領における新科目「情報Ⅰ」の中の「第三章 コンピュータとプログラミング」について、その内容や現行科目である「情報の科学」・「社会と情報」からの主な変更点を確認していきます。

第三章について特筆すべきは、やはりプログラミング学習が必履修になった点でしょう。

ご存知の通り、現行の学習指導要領でも「情報の科学」の中の「問題解決とコンピュータの活用」にはプログラミング学習の項目があります。

しかし、「情報の科学」を選択する生徒は全体の約2割となっており(※1)実際にはプログラミング学習の機会が無い生徒の方が多数派でした。

今回の改定により、今後は全生徒がプログラミング学習をすることになります。

【情報編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説には、

「コンピュータを効率よく活用するために,アルゴリズムを表現する方法を選択し正しく表現する力,アルゴリズムの効率を考える力,プログラムを作成する力,作成したプログラムの動作を確認したり,不具合の修正をしたりする力を養う。その際,処理の効率や分かりやすさなどの観点で適切にアルゴリズムを選択する力,表現するプログラムに応じて適切なプログラミング言語を選択する力,プログラミングによって問題を解決したり,コンピュータの能力を踏まえて活用したりする力を養う。」

と、記載があり、実際にプログラミングで一定の問題解決能力を獲得することが求められます。

高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材(本編)を見ると、アルゴリズムの学習からリストや乱数などの関数を用いたプログラミング、モデル化とシミュレーションなど、プログラミングの基礎から活用方法まで広く学習する内容になっています。

この章では実際に手を動かしてプログラムを作成することが授業の中心となることが予想されますが、常に生徒に意識させたいのは何のためにプログラミングするのか、という部分です。

情報Ⅰの他の章同様に、あくまで問題の発見→解決という流れが学習のベースとなります。

そのため、単にプログラミングが出来ればよいというものではなく、目の前の問題に対して、プログラミングを活用しどのような解決策を選択するのか、という部分が重要です。

解決方法が複数想定されるような課題では、生徒が導き出した解決策とは別の方法を例示したり、作成したプログラムから更にブラッシュアップする手段はないのか検討したり、生徒同士で教え合ったりすることも効果的な学習方法となるでしょう。

※1 文部科学省 「情報教育に関連する資料」より


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