子どもの「パパ偏愛期」に向き合う母の話【子育てエッセイ】
「世の中の育児あるある」としてよく聞くのは、「全部ママがいい」っていう子ども。
でも、うちは逆。
「ママいや!あっち行って!パパがいい!!」
って言われる日が、けっこうある。
これがつらい。
普通に、しんどい。
言われるたびに胸がぎゅっとする。
たしかに、私は家族の中で叱る担当になりがち。
子どもが悪さをすれば、「こらっ!」と声を上げるのはたいてい私だし、生活の細かいルールを守らせるのも私の役目。
一方、夫はすごく穏やかで、優しくて、どっしりしてて、子どもに怒ることが本当に少ない。しかも、在宅で仕事する日も多いから、子どもと一緒にいる時間も長い。甘え&遊びの担当はどうしてもパパになってしまう。
パパが大好きなことは悪いことじゃないのに、私の心は曇り空。そんな自分に嫌な気持ちになる。
私だって、怒りたくて怒ってるわけじゃないんだけどな。
本当は甘えさせたいし、いっぱい遊びたいし、優しくしたい。
でも、私が「ほら、時間だよ」「これも食べてね」「おトイレ行った?」「忘れ物確認しないと」と、ばたばたしないと、保育園には遅刻してしまうし、おもらしは1.5倍くらい増えるし、生活に支障をきたす。
円滑にまわることが、途端にまわらなくなる。休日なら我が家のペースだけに合わせて生きても大丈夫だけど、平日はそうもいかない。
夫がやらないなら、私がやらなきゃいけない。そうして、必死にこなして、つい厳しくなってしまうこともある。だいたい、そんな感じだ。
私が悪いわけではない。
夫が悪いわけでもない。
どっちが悪いとかじゃない。
たまたま、今はパパが人気なだけ。パパ偏愛期間で、私が口うるさくなってしまっているだけ。これが子どもたちがもう少し大きくなって、私が口出し手出しすることが減ったら、また変わってくると信じている。
いつかまた「ママがいい」が戻ってくる日を信じて、私は今日も私なりに子どもを抱きしめる。
この「ママいや」の言葉の奥には、「本当はママは安心できる存在」という信頼が隠れている。そう思って、今日も私は叱るを引き受けよう。
でもね、ひとつだけ言いたい。
「ママに叱られるから○○しようね!」と声をかけるのだけは、まじでやめて。
例えば、片付け。
ママに𠮟られるから片付けするの?違うでしょ?物が散らかっていると次に遊ぶときにどこにあるか分からなくなるから片付けるんだよね!?
ママを不必要に悪者にしないでいただきたい。全国のパパよ、よろしくお願いしますね……!
私は今日も「ママいや!」と言われながら「でもママは好き!」と言い続けています。
明日もいい1日になりますように。
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