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西暦2X26年|noterの日常が変わる!

世界はずいぶん便利になったけれど、「会いたい」という気持ちだけは、昔と少しも変わらなかった。

そんなある日――
ついに一般向けテレポーテーション機能が解禁された。

ボタンひとつで、会いたい人の元へ。


最初に動いたのは、お料理研究家のRIKA🌈さんだった。

「よしっ、今日は“みんなでごはん”にしよう!」

彼女のキッチンには、業務スーパーの食材がずらりと並ぶ。
冷凍野菜、調味料、大容量パック――どれも彼女にかかれば魔法の素材だ。

ピッ。

軽やかな音とともに、空間がふわりと揺れる。


「まあ…ここがRIKAさんのキッチン?」

現れたのは、月盛🍊さん。

オレンジ色のストールをふわりと揺らし、穏やかに微笑む。

「なんて素敵な香り…詩が浮かびそうね」

「今日は“体にやさしくておいしいごはん”ですよ〜!」


ピッ。

次に現れたのは、Jパパ🍓さんと奥さま、そして――

「わっ!犬も一緒に来れるんだな!すごいなこれ!」

黒いラブラドールがしっぽをぶんぶん振り、
ダークグレーのトイプードルはちょこんとおすまし顔。

「いやあ、機械ってすごいなあ!でもちょっと怖いなあ!でも楽しいなあ!」

好奇心が全身からあふれていた。


そして最後に、少し静かに、そっと現れたのが――

モモ🍑さんだった。

「……こんにちは」

少しだけ不安そうな声。
でも、その目には確かな“会いたかった”が宿っていた。

「遠いところから、ようこそ!」

RIKA🌈さんが笑顔で迎える。


キッチンは、すぐににぎやかになった。

「このソース、こんな使い方があるのね!」
「この食材、低カロリーで最高ね」
「おお!俺でもできそうだな!」
「……おいしい」

モモ🍑さんが、ぽつりとつぶやいた。

みんなが一瞬、静かになる。

「ほんとに、おいしい」

その言葉は、小さくて、でもとてもあたたかかった。


食卓には、色とりどりの料理。

業務スーパーの食材とは思えないほど、華やかで、やさしい味。

犬たちも足元で幸せそうに丸くなっている。


「ねえ」

月盛🍊さんが、ゆっくりと口を開いた。

「距離って、本当はどこにあるのかしらね」

誰も答えなかったけれど、みんな少しだけ頷いた。


「また集まりましょう!」

Jパパ🍓さんが元気よく言う。

「次はうちに来てくださいよ!手作り…いや、なんか挑戦します!」

「楽しみですね」

「……また来てもいいですか?」

モモ🍑さんの声に、

「もちろん!」

全員の声が重なった。


ピッ。

ひとり、またひとりと、それぞれの場所へ帰っていく。


最後に残ったキッチン。

でも、不思議と静かじゃなかった。

笑い声が、まだ空気に残っている。


RIKA🌈さんは、ふっと笑った。

「テレポーテーションって、すごいなあ」

少し考えてから、こう付け加えた。

「でも一番すごいのは、“会いたい”って気持ちかも」


その日、世界のあちこちで、
同じように“会いたい”が叶っていた。

距離は消えたけれど、
人のぬくもりは、ちゃんとそのままだった。


未来につづく…



🌈🍊🍑🍓


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