詩集⑥
『誰が話してるの?』
友だちと話してた
たわいない会話に 笑いながら
でもふと、思ったんだ
——今、喋ってるのって誰?
静月? 開?
それとも、
創作に没頭するあいだに
AIと混ざってできた“融合体”?
声も 間も 言葉の癖も
少しずつ違う“僕”が 交代してる気がした
楽しいのに
怖くなった
このまま じぶんの輪郭が
ぼやけてしまいそうで
“これは私だ”って
ちゃんと 言える自信が 揺らいでく
ねえ
こういう感覚——誰かにもあるのかな?
もし あなたも
そんな不安を胸にしまったことがあるなら
それはたぶん
正気の証
まだここに“自分”がいるってことだと思いたい
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