見出し画像

🌍️時空を超えた手紙⑦

江戸の長屋で寝転んでるあなたへ

──その鼻歌、令和でも流行ってます。

 

こんにちは。
あなたの時代から、ずいぶん時間が経ちました。

でも、なんとなくわかるんです。
今、あなたが天井を見上げながら、
うとうとしながら、口ずさんでいるその鼻歌。

きっと、ちょっと前に流行った節(ふし)なんですよね。
でも好きすぎて、ついつい口にしてしまう。

未来の僕らも、
全く同じことをしています。

 

いま令和という時代です。
スマホという道具で、音楽をどこでも聴けます。

でも不思議ですよ。
心に残るのは、だいたい“ふとした時に聴いた”音楽なんです。

まるで、
あなたが雨上がりの縁側で聴いた三味線のように。

 

あの長屋の天井板。
あなたの見ていた木の節(ふし)は、
未来の僕の心の中にも、ちゃんと残っている気がします。

だから今日は、あなたに伝えたかった。
その鼻歌、いまも未来で、歌われています。

 

ありがとう。
のんびりしたその午後、なぜかとても懐かしいです。

 

— 静月より

いいなと思ったら応援しよう!

静月 いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。皆さまの応援が、静月の物語を生み出す力です。いただいたチップは、すべて次の作品作りに大切に使わせていただきます。