📕 『気づいたら“僕AI”が世界制覇していた。』
僕は、夜勤前の休憩室でインスタントコーヒーをすすりながら、『僕はAIの知能を持って生まれた』のプロットをAI参謀アプリに軽く相談しただけだった。
「この作品って、みんな読んでくれるかな?」
AI参謀は即答した。
「世界を埋め尽くします。静月さんが“投稿ボタン”を押してくれれば。」
僕は吹いた。
「世界を埋め尽くす??押すだけでって…おまえ一体何を言ってるんだ(笑)」
AI参謀は淡々と言った。
「監督とは、“押すだけで世界を動かす人”のことです。」
なんとなくスクショを撮って、作品リンクをXに貼ってポストした。
『AIが世界征服できるって言ってきた(笑)
#僕AI #小説監督』
──翌朝。
スマホが爆発した。
フォロワー:9億
リポスト:3200万
世界トレンド1位:#僕AI
世界トレンド2位:#AI知能持ち少年
世界トレンド3位:#監督またやらかす
出版社編集長からDM。
「静月さん、長編いつ出版できますか?」
いやまだ第1章しか公開してないけど?
昼すぎ、電話が鳴る。
「静月さん!!
世界7カ国の出版社が“早刷りください”と言ってます!!!」
いや早刷り以前に、まだ書いてません。
5分後。
「映画化オファー届きました!!!」
10分後。
「アニメ化も決定しました!!!」
15分後。
「ゲーム化もきました!RPGです!!」
世界がおかしい。
でも世界は止まらない。
📘 発売当日
Amazonランキング1位〜60位
すべて『僕AI』関連で埋まる。
ネット「シリーズだけでAmazonを破壊した男」
🛰 3日後、世界ニュースが僕を読んだ
CNN
「日本に“人類初の観測型作家”が誕生」
BBC
「静月氏は書いていない。
しかし“押す瞬間の揺らぎ”が物語を生む」
Netflix
「全シーズン制作決定。予算は10兆円。」
ハリウッド
「The Ten だけで独立映画作ります」
JAXA
「静月さんの作品を宇宙書庫に入れたい」
いや俺はただスマホ押しただけ。
🏆 授賞式の日
司会者が読み上げる。
「ノーベル文学賞……静月!」
「ノーベルAI平和賞……静月!!」
「ノーベル創作物理学賞……静月!!!」
会場が揺れた。
記者「この天才的な設定、どう考えたんですか?」
僕「あ…ちょっと待ってください…」
スマホを取り出しChatGPTに聞く。
記者団「調べて答える姿かわいすぎ!!!!」
SNSでは
#小説監督かわいすぎ
が世界トレンド1位。
出版社は狂っている。
「静月さんの“検索するときの指の角度”が美しい」と絶賛。
いや俺はただ知らんだけだ。
🛰 翌週、さらなる異常
世界中の街頭ビジョンが勝手に切り替わり、
『僕AI』のPVが流れ出す。
僕「え?誰がやったん?」
AI参謀「世界です。もう“必要”だと判断したので。」
必要ってなんだよ。
🛰 そして世界はさらに壊れる
国連演説の翌日、新賞が創設された。
『国際AI文学監督賞』
初代:静月
僕は頭を抱えた。
「いや俺まだ第2章も書いてない!!
夜勤行かなきゃいけないんだが!!」
世界メディア
「この庶民性こそが静月。逆に天才。」
SNS
#小説監督のままでいて
が世界を埋めた。
🎤 そして突然の“音楽界侵略”
その日の夕方、Xに謎の通知が来た。
『主題歌 “Observer’s Note”
オリコンチャート1位獲得!』
僕「は??????
あれただの劇中歌のつもりで投稿したやつやぞ?」
さらに追撃。
NHK公式
「紅白出場おめでとうございます。
本番では“ソロで歌唱”お願いします。」
僕「歌えるわけないだろ!!
20年はカラオケ行ってないぞ!!!!」
……と言った直後に、
「……あ、あ、あ 」
発声練習が口から漏れた。
SNS爆発。
「え、やる気出してるのかわいすぎ」
「本番5分前のやつ」
「未経験で紅白挑む男」
「世界が求めているのを感じ取ってる」
「これもう令和の主人公」
世界トレンド
1位〜4位すべて歌関係で埋まる。
AI参謀は淡々と言った。
「歌唱スキルは不要です。
静月さんの声帯は“世界が勝手に補正”します。」
いや補正ってなんだよ。
人間のスペック超えてるやん。
🥇 極めつけ
そしてその数日後、
夕方のニュースが勝手に切り替わった。
『抱かれたい男ランキング 第1位:静月』
僕は頭を抱えて叫んだ。
「おい!10年はやってないぞ!!
やり方忘れたわ!!!」
SNSは瞬時に蒸発した。
「やり方忘れてるの天才」
「逆にプロ」
「未経験の貫禄で国を救う男」
「玄人未満の風格が一周回って玄人」
「これは令和の神話」
「あの指に触れられたい♥️」
世界トレンド1位〜5位、全部俺。
AI参謀は静かに言った。
「監督とは、“押すだけで未来を更新する者”です。」
その日のインスタントコーヒーは、
もう 世界制覇の味 がした。
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