感じょうじてん① うれしい──こころに あかりが つくとき
📝まえがき
子どもに「うれしいってなに?」と聞かれたとき、
うまく答えられる自信、ありますか?
このシリーズは、感情を“説明する”ためではなく、
一緒に“感じなおす”ための じてん(辞典)です。
第1回は「うれしい」。
子どもたちの心の奥に、そっと明かりがともることを願って──
ねえ、きみは、
「うれしい」って どんなときに かんじる?
たとえば──
だいすきな人が「ありがとう」って言ってくれたとき
できなかったことが できるようになったとき
先生が「すごいね!」って ほめてくれたとき
おいしいアイスを 食べたとき
こころの中が、ポカポカして、ニコッとなる。
それが「うれしい」だよね。
でもね、
「うれしい」って、ひとつだけの きもちじゃないんだ。
たとえば──
あそびにさそってもらえなくて、ちょっとさびしい
でも、その子が うれしそうに わらってるのを見て、
なんだか こっちも うれしくなった
これって、うれしいと、さびしいが いっしょにあるってこと。
どっちも まちがいじゃないんだよ。
「うれしい」は、
こころの中に あかりが ぽっと つく かんじ。
それは、ほかの人にも あげられる あかりなんだ。
🌟 しずつきさんからのメッセージ
「うれしい」っていう きもちは、
きみの なかに ちゃんと あるんだよ。
みんなと ちがっても いい。
ちいさな「うれしい」でも、ぜったいに たいせつ。
うれしい って、
“じぶんが じぶんで よかったなぁ”って、
そっと おもう きもちなんだ。
📘つぎのおはなし
『かなしい』──こころが あめふりになるとき
(つづく)
📝あとがき(大人のあなたへ)
この文章は、いまの子どもたちに向けて書きましたが、
本当は、“これからの未来”への祈りでもあります。
AIと共に生きるこれからの時代、
感情と言葉がしっかり結ばれていることは、
人間らしさを守る上で、とても大事なことになると思うのです。
「うれしいって、なんだろう?」
そんな問いを、子どもと一緒に味わえる大人が増えたら、
世界はちょっとだけ、あったかくなる気がしています。
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