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詩:『自分の性格が嫌いなあなたへ』

あなたが嫌いなのは、
あなたの性格じゃない。
その性格で、
うまくやれなかった記憶だ。

短気だったから、
人が離れていった夜。
面倒くさがりだったから、
怠け者と呼ばれた瞬間。
気にしすぎて、
「弱い」と笑われた空気。

そのたびに、
あなたは心の中で
自分に印をつけた。

この性格はダメだ。
直さなきゃ生きられない。

そうやって、
性格そのものに
罪をなすりつけた。

でもね。

短気は、
世界にすぐ反応できる速さだ。
面倒くさがりは、
本質以外を切り捨てる才能だ。
気にしすぎは、
誰よりも空気を読める感覚だ。
怖がりは、
危険を先に見つけられる力だ。

あなたは壊れてなんかいない。
置かれた場所が違っただけ。

魚が木に登れないからって、
魚を責める人はいない。

でもあなたは、
ずっと自分を責めてきた。

向いていない場所で、
真面目に、
必死に、
「普通」を演じ続けた。

その結果、
疲れただけなんだ。

お願いがある。
その性格を、
消そうとしないで。

嫌いでもいい。
今は使わなくていい。

でも、
存在ごと否定しないで。

性格は、
押し殺すほど暴れる。

でも、
居場所を与えると静かになる。

もし誰かが言ったら、
この言葉を思い出してほしい。

「直さなくていい。
使う場所が間違ってただけだ」

あなたは、
性格と戦わなくていい。
仲良くもならなくていい。

ただ、
一緒に暮らすくらいでいい。

それで、
十分、生きていい。

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