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大阪_クセ旅#9【九条~大正駅~木津川駅~天王寺駅】

春が来た。今回は九条で映画を見た後の腹(頭)ごなし的な散歩。


今回のルート

九条駅のシネ・ヌーヴォをスタートし、木津川沿いを南下して大正駅へむかった。途中で木津川を渡って西成区へ入る。木津川駅、新世界などを巡り、天王寺駅でゴール。

●巡ったスポット
(A)【スタート】シネ・ヌーヴォ(@九条)▶(B)大正駅とその周辺▶(C)難波島跡地▶(D)木津川の歩道橋(名前不明)▶(E)木津川駅(南海汐見橋線)▶(F)新世界▶【ゴール】天王寺駅 
(約8キロ)

1 シネ・ヌーヴォを出発(A)

金子文子 何がわたしをこうさせたか」を観る。ちょっと頭が胃もたれ。消化のため、2時間ほどの散歩が必要と見立てた。

余談。
劇中で金子文子が市谷刑務所に収監されるシーンがある(途中ですぐに宇都宮刑務所に移される)。以前、東京で勤務していた時に散歩で訪れたことがある。現在、市谷刑務所跡地は住宅地となっていて、小さな児童遊園には日弁連の建てた慰霊塔がひっそりと佇んでいる。東京・市ヶ谷に来られた際はお立ち寄りください。

「東京監獄市ヶ谷刑務所刑死者慰霊塔」
【場所】東京都新宿区余丁町4-20 富久町児童遊園内
年季の入った入り口

シネ・ヌーヴォの入り口の巨大な花を振り返る。ニョキっと動き出して、頭からがぶりと食われそう。

2 大正駅方面へ(B)

映画館を出たら木津川方面へ向かい、川沿いの遊歩道を歩いた。

大阪ドームも近い 風がさわやか

10分ほど歩き、JR大正駅に到着。駅周辺を少しだけ歩いた。

JR大正駅
裏の路地の方。時刻は13時過ぎだが、人通りはまばら

大阪環状線の高架下は、飲み屋街が軒を連ねている。以下の写真のように、物々しい警告の貼り紙と挑戦的なグラフティが同居し、雑然としていた。

高架下の一風景
熱い視線を感じる

駅を後にして、次の目的地へ。

3 難波島跡(C)

大阪といえば島。その昔、木津川に「難波島」という島が横たわっていた。
これが船の往来の邪魔になっていたため、島の中央部が東西で開削された。

難波島跡地 「百済橋跡」も残っている
桜がみごろ
百済橋筋線 ということは、昔ここには川が流れていたのだろう

4 木津川を渡る(D)

10分ほど歩いたら、巨大な歩道橋を渡る。
公共の歩道橋だが、眺めもいいし、スリル感もあるのでお散歩にオススメ。

ゆるい傾斜 うれしくてかけあがっちゃう
前後誰もいない(風で時折ユラユラ橋が揺れる)
高さがある分、恐怖感が増す こわい〜〜

5 南海汐見橋線 木津川駅(E)

どこかで「乗降客数が少ない秘境駅」として見聞きした記憶が微かに残っていて、今回訪れることにした。

これはいい踏切
小さなホーム
??? 線路を渡ると、なぜか2台自転車が打ち捨てられていた
きっぷの券売機はなかった

私が昔何かの動画で見たときは治安が悪い駅という紹介のされ方だったが、ゴミもほとんど落ちておらず、比較的きれいに整備されていた。こういう、都心からすこし外れたミニマルな駅、すごくいい。
駅近くの公園で少し休憩してから、新今宮・新世界方面へ。

6 新世界へ(F)→ゴール(G)

木津川を渡った時点で西成区なのだが、スーパー玉出新今宮店が見えてくると、より西成区の<コア>部分に突入した感がある。

新今宮駅

というわけで始めて新世界に来たが、自分はどうにもこういう人混みが苦手で早足で通り過ぎてしまった。そのうちまた来るでしょう。

さよなら新世界 さよならビリケン

これまた余談だが、数年前に公務員をしていた時に、物屋敷のお家の片付けに行ったことがある。その時に、家の中からおびただしい数のビリケンが出てきて、私がこっそり処分しようとしたらご本人から烈火のごとく怒られたのだった。なぜあの方はビリケンを集めていたのだろうか。その肝心な理由を聞くのを、私は怠っていた。(ああ、やってしまった)と今更ながら思い出したのだった。

奥の宮殿みたいなのが大阪市美術館

新世界をぬけて、天王寺公園を歩く。こんなに広大な場所とは思わず。美術館の横をぬけるとさらに広大な芝生の公園が広がっていて、お花見客でにぎわっていた。JR天王寺駅で電車に乗った頃には、少し頭がすっきりしていた。


 
後日、見逃し配信でNHK「未解決事件 File.16 旧統一協会 なぜ見過ごされたか」を観る。
金子文子とは人物も時代も事情も全く違うが、あの銃撃事件の被告と共通するのは、行き場のない苛烈な怒りと憎しみを抱えていたことである。そして、復讐心からの暴力(金子は計画の構想までだが)。
自分が正義となり、社会や人を呪い続けるのは報われない生き方に見えてしまう。そう思うのは私の傲慢か。

おわり〜

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